寝鳥(ねとり)を刺(さ)・す
寝ている鳥をとりもちで捕る。無抵抗のものを捕らえる。たやすいこと、無慈悲なことなどのたとえ。寝鳥を射る。「義貞が首ねぢ切らんは—・すよりいと安し」〈浄・女楠〉
ねり‐あみ【練(り)網】
海藻の繁茂している岩礁などで用いる手繰り網。メバル・ボラ・クロダイなどを捕るのに用いる。
のぼり‐やな【上り梁】
アユなど川をさかのぼる魚を捕るために、川下に向けて仕掛けた梁。《季 春》「淀川や舟みちよけて—/王城」
はい‐そう【背走】
[名](スル)野球などで、前を向いたままで後ろへ走ること。「—して大飛球を捕る」
はえ‐なわ【延縄】
1本の幹縄(みきなわ)に、釣り針を先端に付けた枝縄、浮子(あば)を付けた浮け縄を間隔を置いて結び付けた漁具。走る船から繰り出し、一時に広範囲の魚を捕る。マグロ・タラなどの漁に用い、浮き延縄と底延...
は‐ぜ【羽瀬】
簗(やな)の一種。竹の簀(す)などを陸のほうをあけて半円形に立て並べ、満潮のときに入って干潮のとき逃げられなくなった魚を捕る。
将(はた)やはた
「はたや」を強めていう語。「痩す痩すも生けらばあらむを—鰻を捕ると川に流るな」〈万・三八五四〉
はな‐かめむし【花椿象/花亀虫】
半翅(はんし)目ハナカメムシ科の昆虫の総称。体は細長く、複眼が前方に突出し、翅(はね)はよく発達。草の上や樹皮下などにすみ、ハダニなどを捕るので有益なものも多い。
はり‐あみ【張(り)網】
1 柱の間に網を張り、鳥やウサギを捕るもの。 2 川などに支柱や碇(いかり)で袋網を固定して張り、魚を捕る網。また、定置網のこと。
はり‐ゆみ【張り弓】
1 弦を張った弓。また、その形のもの。「天に—と言ひたり」〈枕・一四三〉 2 弓のように竹を張って獣を捕るわな。「鳴子、—とり出だし」〈浮・一代男・四〉