かい‐まき【掻い巻(き)】
小形で、綿を薄く入れた袖付きの夜着。掛け布団の下に掛ける。
かえり‐み【顧み】
1 振り返って見ること。「万度(よろづたび)—しつつはろはろに別れし来れば」〈万・四四〇八〉 2 過去を振り返ること。「いと心澄めるやうにて、世に—すべくも思へらず」〈源・帚木〉 3 気に掛ける...
かかり‐げいこ【掛(か)り稽古】
1 剣道の練習法の一。上位の者を相手に何度も繰り返し打ち込むこと。 2 柔道の練習法の一。同一の技を連続して掛けること。捨て稽古。ぶつかり稽古。
かぎ‐やく【鎰役/鉤役】
《「かぎ」は鍋・釜を掛けるところから世帯の意》中世・近世に世帯を単位に課された税。竈役(かまどやく)。
か・く【掛く/懸く/構く】
[動カ五(四)] 1 (「胡坐(あぐら)をかく」の形で)足を横に三角の形に組んで座る。 2 組み合わせる。編み合わせて作る。「こしきには蜘蛛(くも)の巣—・きて」〈万・八九二〉 3 つなぎ留め...
かけ‐あい【掛(け)合い/懸(け)合い】
1 互いに掛けること。「技の—」「水の—」 2 要求などについて先方と話し合うこと。交渉。談判。「地主に—に行く」 3 一つの事を二人以上が交互にすること。また、その演芸。掛け合い話、掛け合い万...
かけ‐あ・う【掛(け)合う/懸(け)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに掛ける。「声を—・う」 2 要求について先方と話しあう。交渉する。談判する。「家賃について大家と—・う」 3 匹敵する。照応する。「猫の一年は人間の十年に—・う」〈...
かけ‐えり【掛(け)襟】
1 汚れやいたみを防ぐために、和服の襟の上に共布でかけた襟。ともえり。 2 丹前・半纏(はんてん)・夜具などの襟の上に、汚れやいたみを防ぐためにさらに重ねて掛ける別布や共布の襟。
かけ‐お【掛緒/懸緒】
1 冠や烏帽子(えぼし)をあごの下で結び留めるひも。 2 鎧(よろい)の袖につけて肩上(わたがみ)の袖付けの緒につなぎかけるひも。 3 掛け軸や御簾(みす)などを掛けるため、その上部につけてある...
かけ‐か・える【掛(け)替える】
[動ア下一][文]かけか・ふ[ハ下二] 1 取り外して、別のものを掛ける。「応接間の絵を—・える」 2 掛ける場所や相手をかえて掛ける。「電話を—・える」