ぶんさん‐ぶんせき【分散分析】
観測されたデータのばらつきを、さまざまな要因の効果による変動と誤差による変動に分離し、主要因を明らかにして、その効果の大きさを推定する統計学的手法の一。英国の統計学者R=A=フィッシャーが確立。
ぶんし‐どけい【分子時計】
DNAの塩基配列やたんぱく質のアミノ酸配列などの分子構造が、生物の進化に伴って変異することに着目し、共通の祖先を持つ生物種が進化の過程で分岐した年代を推定したもの。→分子進化学
プラント‐オパール【plant opal】
土中に見られる植物に由来する珪酸(けいさん)体をいう。珪酸はイネ科植物の葉中に特に多く含まれるため、プラントオパールの有無や多少が、過去の植生を推定する手がかりになる。
ヘブライ‐もじ【ヘブライ文字】
アラム文字から漸次変化した文字で、現在の標準書体は1世紀末に確立したと推定されている。字母の数は22個で、1字が1子音を表すが、そのうちの4字は母音を表す場合もある。大文字と小文字の区別はなく、...
へんどうちけい‐がく【変動地形学】
地殻変動による地表面の起伏や、地面のずれなどの変動地形を研究する学問分野。地下に埋没した活断層の調査や、過去の地震の発生頻度や規模の推定をする。
ベイジアン‐フィルター【Bayesian filter】
ベイズ推定という確率論的手法を用いた解析・学習に基づき、対象となるデータを分類する手法。電子メールソフトで迷惑メールの判別に用いられる。ベイズフィルター。
ベイズ‐すいてい【ベイズ推定】
観測された結果から、その原因となる事象の確率を推定するための確率論的方法。原因の確率(事後確率)は、結果の確率(事前確率)と事象が発生する確率(尤度(ゆうど))の積に比例する、というベイズの定理...
べか◦なり
[連語]《推量の助動詞「べし」の連体形に推定・伝聞の助動詞「なり」の付いた「べかるなり」の音変化「べかんなり」の撥音無表記》…のはずということだ。…のはずのようだ。「内侍のかみになる—◦なり」〈...
ベーダ【(梵)Veda】
《知識の意》インド最古の文献で、バラモン教の根本聖典。起源はアーリア民族の自然賛美の詩で、前1200〜前500年の成立と推定され、リグ・サーマ・ヤジュル・アタルベの4ベーダ(祭式上の区別)から成...
ペキン‐げんじん【北京原人】
中国北京郊外、周口店の石灰岩洞穴から発見された化石人類。更新世中期、50万〜20万年前の生息と推定される。原始的な石器を用い、火を使った。ホモエレクトゥス‐ペキネンシス。旧称、シナントロプスペキ...