いけぶくろウエストゲートパーク【池袋ウエストゲートパーク】
石田衣良の短編小説。実家の果物屋を手伝う主人公マコトが、池袋駅西口公園周辺に集まる若者達のトラブルを解決していく。平成9年(1997)、第36回オール読物推理小説新人賞受賞。
いしのしたのきろく【石の下の記録】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和23年(1948)から昭和25年(1950)にかけて発表、単行本は昭和26年(1951)刊行。昭和24年(1949)の光クラブ事件など、アプレゲール犯罪が頻発した時...
いっぽんのなまり【一本の鉛】
佐野洋の長編推理小説。昭和34年(1959)刊。著者初の長編作品。
いとのせいいき【絃の聖域】
栗本薫の長編推理小説。昭和55年(1980)刊。翌昭和56年(1981)、第2回吉川英治文学新人賞を受賞。探偵の伊集院大介を主人公とする推理小説シリーズ第1作。
いぬがみけのいちぞく【犬神家の一族】
横溝正史の推理小説。昭和25〜26年(1950〜1951)発表。私立探偵金田一耕助が、名士の遺産相続にまつわる殺人事件の謎を解く。
を原作とする映画。市川崑監督・脚本、昭和51年(1976...
いや‐ミス【嫌ミス】
《多く「イヤミス」と書く》俗に、悪意に満ちた人物が描かれたり、救いのない結末を迎えたりして、嫌な気持ちになるが、かえってそこが作品の魅力となっている推理小説(ミステリー)のこと。
いんじゅう【陰獣】
江戸川乱歩の中編推理小説。昭和3年(1928)「新青年」誌に発表。約1年2か月の断筆を経て書かれた復帰作。
うげつそうさつじんじけん【雨月荘殺人事件】
和久峻三による推理小説。昭和63年(1988)刊行。実際の地方裁判所で用いられる調書・解剖報告書・証拠写真といった公判資料を再現し、読者が判事の立場で事件の真相を推理する異色のミステリー。第42...
エトルタ【Étretat】
フランス北西部、ノルマンディー地方、セーヌ‐マリチーム県、ルアーブル近郊にあるイギリス海峡に臨む町。画家クールベやモネにより描かれた断崖の景観で知られるほか、推理小説家モーリス=ルブランの邸宅が...
えどがわらんぽ‐しょう【江戸川乱歩賞】
江戸川乱歩の寄付を基金として創設された文学賞。昭和30年(1955)の第1回と、翌昭和31年(1956)の第2回は業績のあった作家と出版社に対して、それ以降は優れた推理小説に対して贈られている。