この・む【好む】
[動マ五(四)] 1 多くのものの中から特にそれを好きだと感じる。気に入って味わい楽しむ。「甘いものを—・む」「推理小説を—・む」 2 特にそれを望む。欲する。「組み打ちはこっちの—・むところ」...
こふんさつじんじけん【古墳殺人事件】
島田一男の推理小説。昭和23年(1948)刊。少年雑誌の編集長が、旧友の考古学者の死の謎に迫るミステリー。
こみ‐い・る【込(み)入る】
[動ラ五(四)] 1 いろいろなものが複雑に入り組んでいる。「—・った事情」「筋の—・った推理小説」 2 大ぜいの人が無理やり中にはいり込む。「中山の国分寺の三門に…おおぜいの人が—・って来る」...
コージー‐ミステリー【cozy mystery】
推理小説のジャンルの一つ。日常的な場面や共同体を舞台とし、犯人を捜す人物が刑事や探偵ではなく、一般人であることが多い。アガサ=クリスティのミスマープルシリーズなどが知られる。
ごじゅうまんねんのしかく【五十万年の死角】
伴野朗の推理小説。昭和51年(1976)、第22回江戸川乱歩賞を受賞した、著者の小説家デビュー作。
サイコ‐ミステリー【psycho mystery】
1 異常心理の人物の犯罪を描く推理小説。 2 心理学的、精神医学的な手法で殺人現場に残された資料から犯人の人物像を推定し、逮捕に追い込んでいく推理小説。
さぎとゆき【鷺と雪】
北村薫の中編推理小説。昭和初期を舞台に、士族の令嬢英子と、お抱え運転手の別宮(べっく)みつ子ことベッキーさんが事件の謎を解くシリーズ作品の一つ。平成21年(2009)刊行。同年、第141回直木賞受賞。
さついというなのかちく【殺意という名の家畜】
河野典生の長編ハードボイルド小説。昭和38年(1963)「宝石」誌に連載、同年刊行。日本推理作家協会賞受賞。
さんしまいたんていだん【三姉妹探偵団】
赤川次郎による推理小説のシリーズ名。佐々本家の三人姉妹が活躍するライトミステリー。第1作の「三姉妹探偵団」(のちに「三姉妹探偵団失踪篇」に改題)は昭和57年(1982)刊行。ほぼ1、2年に1作の...
さんだん‐ろんぽう【三段論法】
論理学で、大前提・小前提および結論からなる間接推理による推論式。例えば、「人間は死ぬ」(大前提)、「ソクラテスは人間である」(小前提)、故に「ソクラテスは死ぬ」(結論)の類。