トロンビン【thrombin】
血液が凝固する過程の最終段階に働くたんぱく質分解酵素。血漿(けっしょう)中に存在するプロトロンビンが血管の損傷・出血時に活性化されたもので、フィブリノゲンを加水分解してフィブリンに変える。
にんち‐しょう【認知症】
《dementia》成人後に、脳に損傷を受けることによって認知機能が低下する状態。脳血管障害、脳外傷、変性疾患、アルコール中毒などが原因で起こる。原因疾患からアルツハイマー型認知症、脳血管性認知...
ねっしょう‐し【熱傷死】
熱傷(高温・高熱による皮膚や粘膜などの損傷)を原因として死亡すること。熱傷ショック、気道熱傷、感染による敗血症、腎不全、多臓器不全による死亡などがある。
ねん‐ざ【捻挫】
[名](スル)手や足などの関節に無理な力がかかり、外れかかって靭帯(じんたい)や腱(けん)が損傷された状態。痛み・腫(は)れなどを伴う。「足首を—する」
ねんりょう‐そんしょう【燃料損傷】
⇒炉心損傷
のう‐ざしょう【脳挫傷】
頭部に外傷を受け、脳の実質まで損傷された状態。意識障害・運動麻痺(まひ)・痙攣(けいれん)発作などの症状が現れる。
のう‐しんとう【脳震盪/脳振盪】
頭部に衝撃を受けた後に起こる一過性の脳機能障害。医学的には、意識消失が6時間未満で、脳の器質的損傷を示す症状がない状態をいう。→セカンドインパクト症候群 [補説]健忘・混乱・ふらつき・頭痛・吐き...
のうせい‐まひ【脳性麻痺】
胎生期から新生児期にかけて、脳が外傷・酸素欠乏などにより損傷されたことが原因で、四肢が麻痺し、運動障害の起こる病気。手足が勝手に動いてしまう、細かい動作がうまくできないなどの症状がある。機能訓練...
はかせのあいしたすうしき【博士の愛した数式】
小川洋子の長編小説。事故による脳の損傷で記憶を持続できなくなった数学者と家政婦、その息子の交流を描く。平成15年(2003)刊行。翌年、第1回本屋大賞大賞受賞。平成18年(2006)映画化。
はば‐き【幅木/脛木】
壁の下部の、床と接する部分に張る横木。損傷を防ぐためのもの。