そん‐じ【損じ】
損じること。また、損じた箇所。「書き—の葉書」「釣道具の—を直して呉れ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
そん・じる【損じる】
[動ザ上一]「そんずる」(サ変)の上一段化。「上司の機嫌を—・じる」
そん・する【損する】
[動サ変][文]そん・す[サ変] 1 財産や利益を失う。損をする。「競馬で—・する」 2 努力などがむだになる。「わざわざ出かけて—・した」
そん・ずる【損ずる】
[動サ変][文]そん・ず[サ変] 1 物がこわれる。また、物をこわす。「地震で建物が—・ずる」「たたいて机を—・ずる」 2 状態などが悪くなる。また、状態などを悪くする。病気になる。「健康が—・...
そん‐でん【損田】
律令制で、台風・大水・霜・ひでり・虫などの天災によって収穫が減った田。減収が5割の田は租を、7割の田は租・調を、8割以上の田は租・庸・調を免じられた。不熟田。→租 →庸 →調
そんでん‐し【損田使】
損田を視察するために派遣された使者。
そん‐とく【損得】
損することと得すること。損失と利得。損益。「—を離れた仕事」「—抜きの商売」
そんとく‐ずく【損得尽く】
もっぱら損得をもとにして行動すること。「—で請け負った仕事」
損(そん)なこととは露(つゆ)知(し)らず
そんなことは少しも知らないということと、損になる仕事は少しも知らないということをかけて、しゃれていった言葉。
そん‐ばい【損賠】
「損害賠償」の略。