ぜんまい【発条/撥条】
弾力性に富んだ帯状などの鋼を、渦巻き状に巻いたばね。巻き締めて、そのほどけようとする力を動力として利用する。
ぜんまい‐じかけ【発条仕掛(け)】
ぜんまいの弾力で動くようにした装置。「—の時計」
ぜんまい‐ばかり【発条秤】
ばねの伸びで物の重さをはかる秤。ばね秤。
はっ‐すい【撥水】
布・紙などが、表面で水をはじくこと。「—加工」
はつ【撥】
[音]ハツ(漢) バチ(慣) [訓]はねる 〈ハツ〉 1 はねる。はねかえす。「撥音・撥弦楽器/挑撥・反撥」 2 治める。「撥乱」 〈バチ〉楽器の弦をはねて鳴らす具。「撥音(ばちおと)」 [...
はつ‐おん【撥音】
国語の音節の一。語中または語尾で1音節をなす鼻音。「ん」「ン」と表記される。国語の撥音は、音韻論的には一つの音とされるが、音声学的にみると、語中の位置によって、[n][m][ŋ][N]などの諸音...
はつ‐おんびん【撥音便】
音便の一。主に活用語の連用形の語尾の「に」「み」「び」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、撥音「ん」となること。「死んで(←死にて)」「読んだ(←読みた)」「学んだり(←学びたり)」の類...
はつげん‐がっき【撥弦楽器】
弦を指・つめ・ばちなどではじいて鳴らす楽器の総称。ハープ・ギター・三味線など。
はつ‐む【撥無】
[名](スル)払いのけて信じないこと。否定して排除すること。「憎愛の二極を—して」〈有島・惜みなく愛は奪ふ〉
はつ‐らん【撥乱】
《「撥」は治める意》乱れた世の中を治めること。「—安民」