かき‐いた【掻き板/攪き板】
物をたち切るのに用いる板。裁ち物をするときや、元服の儀式で冠者の髪の端をのせて切りそろえるときに使う。一説に、漆塗りの板で、書いた文字を消して何回も使えるようにしたもの。「人の家につきづきしきも...
かく【攪】
[音]カク(慣) コウ(カウ)(漢) かきみだす。かきまわす。「攪拌(かくはん)・攪乱(かくらん)」
かくど‐き【攪土器】
表土を掘り起こしたり土を砕いたりするのに用いる農具。また、土砂をかきまぜる装置。
かく‐はん【攪拌】
[名](スル)《「こうはん(攪拌)」の慣用読み》かき回すこと。かきまぜること。「卵白を—する」「—機」
かく‐らん【攪乱】
[名](スル)《「こうらん(攪乱)」の慣用読み》かき乱すこと。混乱が起きるようにすること。「情報網を—する」
こうど‐き【攪土器】
土地をすき起こし、耕土をやわらかにするのに用いる農具。かくどき。
こう‐はん【攪拌】
[名](スル)⇒かくはん(攪拌)
こう‐らん【攪乱】
[名](スル)「かくらん(攪乱)」に同じ。「ただ地方を—するために、乱暴狼藉を働いたと見られては」〈藤村・夜明け前〉
ほだ・てる【攪てる】
[動タ下一] 1 火などをかきたてる。「火入の灰を埒無く—・てた」〈露伴・付焼刃〉 2 ほこりなどをたてる。「小女のは掃除するのじゃなくて、埃を—・てて行くのだから」〈二葉亭・平凡〉 3 かきま...