ひかねつ‐せいざい【非加熱製剤】
血液などを由来とする医薬品のうち、加熱による滅菌・ウイルス不活化操作を行っていないもの。 [補説]日本では、昭和60年代前半まで、非加熱血液凝固因子製剤が血友病などの治療に用いられ、そこに混入し...
ひでん‐いん【悲田院】
古代、貧窮者・病者・孤児などの救済施設。養老7年(723)興福寺に施薬院(せやくいん)とともに置かれ、その後天平2年(730)光明皇后が平城京に設置し、のち諸国の寺院などにも設けられるようになっ...
ビシュヌ【(梵)Viṣṇu】
ヒンズー教で、ブラフマー・シバとともに三神の一。ベーダ神話では太陽神であるが、のちの叙事詩では破壊神シバと並んで最高神とされる。慈愛・恩寵(おんちょう)を垂れ、生類救済のため10種の形をとって世...
びんぼうものがたり【貧乏物語】
河上肇の著書。大正5年(1916)9〜12月「大阪朝日新聞」に連載。翌年刊。貧困の現状、原因、救済策を論じた3編からなる。後年、救済策が不徹底として、著者みずから絶版とした。
フィブリノゲン‐せいざい【フィブリノゲン製剤】
人の血液成分を原料とする薬剤の一。昭和39年(1964)医薬品として承認。出産や手術などで多量に出血した時の止血剤として多く使用された。 [補説]原料の血液を売血に頼ったため、C型肝炎ウイルス(...
フォスター‐プラン【Foster Plan】
1937年、スペイン内戦の戦災孤児救済を契機に発足した国際組織。現在は途上国児童の就学支援から生活環境改善を行っている。正式名称はプラン(Plan)。
ふくいん‐しゅぎ【福音主義】
キリストの伝えた福音にのみ救済の根拠があるとする思想。律法主義や儀礼・制度・伝統などを重んずる立場に対し、聖書にもとづく信仰のみを強調する。プロテスタントの思想的支柱。
ふ‐しょう【不請】
1 仏語。請い望まれなくても救いの手をさしのべること。菩薩(ぼさつ)の慈悲救済をいう語。 2 自分では希望しないこと。いやいやながらすること。「町衆は—の袴、肩衣を着て」〈浮・一代女・三〉 3 ...
ふっ‐きゅう【復仇】
[名](スル) 1 かたきを討つこと。あだうち。復讐。 2 国際法上の不法行為によって権利を侵害された国が、相手国にその中止や救済を求めるために行う強制行為。本来は違法行為であっても、違法性が阻...
フッゲライ【Fuggerei】
ドイツ南部、バイエルン州の都市アウグスブルクにある集合住宅。1521年、豪商フッガー家により世界初の貧民救済住宅として建設された。現在も公共住宅として使われ、一軒が博物館として公開されている。フ...