け‐ど【化度】
[名](スル)《「教化済度」の略》仏語。人々を教え導いて迷いから救うこと。「一切衆生を—し給ふ」〈今昔・一七・一五〉
け‐どう【化導】
仏語。衆生を教化(きょうけ)して善に導くこと。
け‐ほう【化法】
仏語。仏が衆生(しゅじょう)を教化(きょうけ)するために説いた教法。天台宗で説く八教のうち、化儀の四教に対する四教。
け‐やく【化益】
仏語。教化(きょうけ)して善に導き、利益(りやく)を与えること。
げけ‐しゅじょう【下化衆生】
仏語。菩薩(ぼさつ)が、上には菩提(ぼだい)を求めると同時に、下に向かっては衆生を教化(きょうけ)・救済(ぐさい)すること。⇔上求菩提(じょうぐぼだい)。
げん‐そう【還相】
仏語。往生して仏になったのち、再びこの世にかえって利他教化(きょうけ)の働きをすること。また、そのためにかえる姿。⇔往相。
げんそう‐えこう【還相回向】
仏語。極楽浄土に往生した人が、再びこの世に生まれかえって、人々を教化(きょうけ)して救うこと。⇔往相回向(おうそうえこう)。
こう‐か【鴻化/洪化】
天子の広大な教化・恵み。「凶徒を誅し、—に浴せん」〈平家・七〉
こうみんか‐せいさく【皇民化政策】
主として満州事変から太平洋戦争までの戦時中に、日本が朝鮮・台湾などの占領地や沖縄において行った強制的な日本化政策。現地の住民を教化して戦時動員体制に組み込むことを主目的とし、創氏改名や一連の皇民...
こくたいのほんぎ【国体の本義】
昭和12年(1937)文部省が天皇中心の国体護持の立場から編集・発行した国民教化用の出版物。