ぜん‐きょう【漸教】
仏語。平易な教えから始め、順次に深い悟りを得るようにする教法。→頓教(とんぎょう)
ぜんしん‐きょう【全真教】
中国、金代の王重陽が始めた道教の一派。既成道教が説く迷信的な現世利益を排除し、内面的な修錬を重視した。3代教主の丘処機(長春真人)のとき、元朝の尊信を受け、華北全域に広まったが、元朝滅亡後は衰えた。
そうしき‐ぶっきょう【葬式仏教】
葬儀・法事などを形式的に執り行うのみで、人々の救済や真理の追究など、宗教本来の目的を失ってしまったとして、現代の仏教界を批判して言う語。
ぞう‐きょう【蔵教】
《「三蔵教」の略》天台宗で、化法(けほう)四教の第一。小乗教のこと。
ゾロアスター‐きょう【ゾロアスター教】
《Zoroaster》古代イランのゾロアスターを開祖とする宗教。聖典「アベスター」によると、宇宙の歴史は、善神アフラ=マズダーと暗黒の神アングラ=マイニュ(アフリマン)との闘争であり、最終的には...
たい‐きょう【胎教】
妊婦が精神的安定に努めて、胎児によい影響を与えようとすること。
たいしゃ‐きょう【大社教】
⇒出雲大社教(いずもおおやしろきょう)
たいせい‐きょう【大成教】
「神道大成教」の略称。
たしん‐きょう【多神教】
多数の神々を信じ礼拝する宗教。それぞれの神が固有の活動領域をもつ。古代ギリシャ・ローマの宗教など。→一神教
たりき‐きょう【他力教】
阿弥陀仏の本願の力に頼ってのみ救われると説く教え。他力門。⇔自力教。