とびくも‐がみ【飛雲紙】
藍(あい)や紫の繊維を雲の飛んでいるように散らして漉(す)き込んだ鳥の子紙。
とび‐せいじ【飛(び)青磁】
褐色の斑文(はんもん)を飛び飛びに散らして製した青磁。
とび‐もん【飛(び)紋】
単純で同一の模様をとびとびに散らして織り込んだ模様。また、その織物。飛び模様。
とよ・む【響む】
[動マ下二]鳴りひびかせる。「我がやどの花橘をほととぎす来鳴き—・めて本に散らしつ」〈万・一四九三〉 [動マ四]⇒どよむ
とり‐ひそ・む【取り潜む】
[動マ下二] 1 見えないように隠す。「日暮るれば…小竹の節(よ)を多く散らし置きて、つとめては—・めけり」〈著聞集・一六〉 2 静まらせる。とりしずめる。「酒宴—・めて」〈盛衰記・三〉
なげ‐こ・む【投(げ)込む】
[動マ五(四)] 1 投げて入れる。また、無造作に投げ入れる。「郵便受けに散らしを—・む」 2 野球で、投手が数多く投球練習をする。「十分に—・んでから登板する」
にょうぼう‐ほうしょ【女房奉書】
天皇の側近の女房が天皇の意思を奉じて発給した仮名書きの文書。ふつう、散らし書きで書かれる。鎌倉時代からみられ、室町後期には勅命を伝える文書の主流となった。
ねぎ‐とろ【葱とろ】
マグロなどの皮の裏にある脂身や中落ちの身をそぎ落とし、きざんだアサツキなどを散らしたもの。軍艦巻きや丼ものにする。 [補説]語源未詳。口に入れると、とろりと溶けるような食感からともいう。
のし‐どり【伸し鶏】
鶏のひき肉に卵や片栗粉などをつなぎとして加え、味噌や醤油で調味し、平たく伸ばしオーブンで焼いたもの。四角形や羽子板形に切り分けて供する。ケシの実を表面に散らしたものは、松風焼きともいう。おせち料...
はっそう‐かなもの【八双金物】
門扉・板戸などに打ち付ける装飾用の金具。形により、入り八双・出八双・散らし八双などがある。