ばら‐まき【散蒔き】
1 ばらまくこと。広い範囲に、また、ねらいを付けた多数に配ること。「ちらしの—」「票田対象の—予算」 2 種まきの方法の一。種子をばらばらに散らしてまくこと。
ばら‐ま・く【散蒔く/散撒く】
[動カ五(四)] 1 ばらばらに散らしてまく。方々にまき散らす。「怪文書を—・く」「うわさを—・く」 2 金銭や物品を多くの人に配る。「金を—・く」「名刺を—・く」
ひ‐どの【樋殿/楲殿】
便所。かわや。「物脱ぎ散らして急ぎ—へ行きたりけるに」〈今物語〉
ひら‐ちりじ【平塵地】
蒔絵(まきえ)で、金の細粉を器物の全面に密にまき散らしたもの。へいじん。
ふき‐え【吹(き)絵】
地紙の上に種々の形に切り抜いた型紙を置き、その上方から絵の具や墨などを含ませた筆に強く息を吹きかけて飛沫を散らし、型紙を取り去って絵や模様を表すもの。
ふさ【総/房】
1 糸を束ねて、先端を散らし垂らしたもの。「帽子の—」 2 花や実が群がり生じて垂れているもの。フジの花、ブドウの実など。 3 袋の形になってついているもの。ミカンの内果皮など。
ふり‐か・ける【振(り)掛ける】
[動カ下一][文]ふりか・く[カ下二] 1 上から振り散らしてかける。「胡麻(ごま)を—・ける」 2 振っておおいかける。垂らしてかぶせる。「姫君これを聞きて、髪を—・けて泣くよりほかのことなし...
ほし‐まだら【星斑】
1 星を散らしたような斑点(はんてん)。 2 牛馬などの毛色で、星のような斑点のあるもの。〈和名抄〉
まき‐いし【蒔石】
茶室の庭などに、まき散らしたように所々に置く石。
ま・く【撒く】
[動カ五(四)]《「蒔(ま)く」と同語源》 1 広い範囲に細かく振るようにして散らす。散布する。ばらまく。「玄関先に水を—・く」「塩を—・いて土俵に上がる」 2 散らして、大勢に行き渡らせる。「...