ひ‐まつ【飛沫】
こまかく飛び散る水。しぶき。
ひまつ‐かんせん【飛沫感染】
せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。通常は1〜2メートル以内の至近距離で感染する。飛沫伝染。→飛沫核感染
ひん‐ぷん【繽紛】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 多くのものが入り乱れているさま。「事序—として情通ぜず」〈逍遥・小説神髄〉 2 細かい物が乱れ散るさま。「—と飛び来る火の粉は」〈蘆花・自然と人生〉
ぶん‐さん【分散】
[名](スル) 1 物事がばらばらに分かれ散ること。また、分け散らすこと。「—して宿泊する」 2 物理学で、同一媒質中の波の進行速度が、振動数によって変化する現象。光が波長によりスペクトルに分解...
へ・す【圧す】
[動サ四] 1 押しつぶす。押さえつける。「散る花を皆—・しもちて行く秋の恋しき時の形見とやせむ」〈散木集・雑下〉 2 圧倒する。屈服させる。「逢坂(あふさか)の歌は—・されて、返しもえせずなり...
ほと‐ばし・る【迸る】
[動ラ五(四)]《古くは「ほとはしる」「ほどはしる」とも》 1 勢いよく飛び散る。また、激しく流れ出る。噴き出る。「鮮血が—・る」「蛇口から水が—・る」 2 とびあがる。おどりあがる。「吾(やつ...
ほろ‐ほろ
[副] 1 葉や花、涙などが静かにこぼれ落ちるさま。はらはら。「山吹の花びらが—と散る」「—(と)涙を流す」 2 山鳥などの鳴く声を表す語。「山鳥が—(と)鳴く」 3 力を入れなくても、ばらばら...
まい‐ち・る【舞(い)散る】
[動ラ五(四)]舞うように散る。空中をただようように散る。「桜の花びらが—・る」
まくず‐はら【真葛原】
葛の一面に生えている原。「—なびく秋風吹くごとに阿太(あだ)の大野の萩の花散る」〈万・二〇九六〉
またたび【木天蓼】
マタタビ科の落葉性の蔓植物(つるしょくぶつ)。山地に自生。葉は広卵形で互生し、上部についた葉は白変する。夏、梅に似た白い花を下向きにつけ、なつうめともいう。実は長楕円形で先がとがり、黄色に熟す。...