まつ【沫】
[人名用漢字] [音]マツ(呉) [訓]あわ 1 飛び散る水の粒。しぶき。「飛沫(ひまつ)」 2 水のあわ。「水沫(すいまつ)・泡沫(ほうまつ)」 [難読]沫雪(あわゆき)・泡沫(うたかた)・飛...
ま‐な・し【間無し】
[形ク] 1 すきまがない。「灯台—・く立て」〈宇津保・祭の使〉 2 絶え間がない。間断ない。「ぬき乱る人こそあるらし白玉の—・くも散るか袖のせばきに」〈伊勢・八七〉 3 時間をおかない。すぐで...
みず‐しぶき【水繁吹/水飛沫】
激しい勢いで飛び散る水滴。しぶき。「—をあげて泳ぐ」
みず‐たま【水玉】
1 水滴が玉の形に丸くなったもの。飛び散る水滴・露のしずくなど。 2 ガラス製の玉の中に水を入れたもの。少女のかんざしなどに用いる。《季 夏》 3 「水玉模様」の略。
みず‐まり【水鞠】
飛び散る水玉の大きなもの。「—さっと蹴(け)させつつ、馬と馬とを馳(は)せ並べて」〈盛衰記・三八〉
道(みち)も狭(せ)に
道も狭くなるほどに。道いっぱいに。→狭(せ)「吹く風をなこその関と思へども—散る山桜かな」〈千載・春下〉
みつ【御津】
古代の難波(なにわ)の港。官船の船着場として尊んでいう。難波の御津。「葦が散る難波の—に大舟にま櫂(かい)しじ貫き」〈万・四三三一〉
むら‐ち・る【斑散る】
[動ラ四]まばらに散る。「風吹けば空に—・る雲よりもうきて恋する人はまされり」〈忠岑集〉
むら‐めか・す【群めかす】
[動サ四]群がる。群れをなす。「嵐に木の葉の散るごとく—・してぞ引きにける」〈義経記・六〉
め‐ぼし【目星】
1 目当て。見当。見込み。 2 目の角膜の縁に、粟粒ほどの小さな白い濁りのできたもの。星目。 3 疲れたときや頭を打ったときなどに目にちらつく星のようなもの。「やうやうひだるさに—の花の散るなら...