ふ‐ぐ‐たいてん【不倶戴天】
《「礼記」曲礼の「父の讐(あだ)は倶(とも)に天を戴(いただ)かず」から》ともにこの世に生きられない、また、生かしてはおけないと思うほど恨み・怒りの深いこと。また、その間柄。「—の敵」
ふ‐さ【輔佐】
1 身分の高い人をたすけて事を処理すること。また、その人。ほさ。「朝敵の最一、武家の—たりしかども」〈太平記・一一〉 2 関白の異称。
ふじかわ‐の‐たたかい【富士川の戦い】
治承4年(1180)源頼朝の軍と、追討のため京都から下向した平維盛(たいらのこれもり)らの軍が、富士川を挟んで行った合戦。平氏軍は水鳥の羽音を敵の襲来と誤認して敗走したという。
ふせ【伏せ】
[名] 1 からだを伏せること。「—の姿勢」「腕立て—」 2 軍勢を敵に気付かれないように配置しておくこと。また、その軍勢。伏兵(ふくへい)。「小川内と云ふ処に—を置き待つ所に」〈蒲生氏郷記〉...
ふせぎ‐や【防ぎ矢】
敵の進撃を阻止するために射る矢。「源三位入道の一類残って、—射給ふ」〈平家・四〉
ふせ・ぐ【防ぐ/禦ぐ/拒ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「ふせく」》 1 ㋐敵の攻撃を抑える。敵に侵害されないようにする。「本土への侵攻を—・ぐ」 ㋑好ましくないものを、さえぎって中へ入れないようにする。「窓を二重にして寒さを...
ふたご‐づか【双子塚】
前方後円墳の前方部が後円部に匹敵するほど高く大きいものの呼称。関東地方に多い。
ふちん‐くうぼ【不沈空母】
《沈まない航空母艦の意》(仮想)敵国に近い陸上の航空基地のこと。 [補説]中曽根元首相の造語というが、通訳の誤訳という説もある。
ふ‐てき【不敵】
[名・形動]敵を敵とも思わないこと。大胆でおそれを知らないこと。乱暴で無法なこと。また、そのさま。「—な面構(つらがま)え」「大胆—」
ふてき‐な・い【不敵ない】
[形]《近世上方(かみがた)語》不敵である。大胆不敵である。「恋に心の—・く、またふるさとに立ち帰り」〈浄・薩摩歌〉