かど‐やしき【角屋敷】
1 道路の曲がり角にあって、二面が街路に面している屋敷。 2 江戸古町の四つ角にあった屋敷。所有者は将軍に拝謁できたので、御目見(おめみえ)屋敷ともいう。角屋。
かな‐しき【鉄敷(き)/金敷(き)】
鍛造や板金作業をするとき、加熱した材料をのせる鋳鉄または鋳鋼製の台。上面は平らで、工作物を曲げるときに用いる角(つの)(鳥口)とよぶ突起がある。鉄床(かなとこ)。
かま‐しき【釜敷(き)】
1 釜・鍋・鉄瓶などを置くとき下に敷くもの。茶道では、籐(とう)、竹などを平たく編んだものを用いる。釜置き。 2 紋所の名。輪の形を種々に組み合わせたもの。
かみ‐やしき【上屋敷】
江戸時代、上級武士、特に諸国の大名が江戸市中に設けて平常の住まいとした屋敷。→中屋敷 →下(しも)屋敷
から‐いしき【唐居敷/唐石敷】
門の下部にあって門柱を受け、また扉の軸受けとなる厚板。石材で作ることもある。
かり‐しき【刈(り)敷(き)】
山野の草や柴(しば)を刈り、田に緑肥として敷き込むこと。また、その草や柴。
かわ‐しき【川敷】
増水すると川底となる、土手などで区切られた敷地。川敷地。
きゃく‐ざしき【客座敷】
来客をもてなすための座敷。客間。
キリシタン‐やしき【キリシタン屋敷】
江戸小石川茗荷谷(東京都文京区)にあった、転びバテレンらを収容した牢獄。正保3年(1646)宗門改役(しゅうもんあらためやく)であった大目付井上政重の下屋敷に設置。寛政4年(1792)廃止。山屋敷。
くげ‐やしき【公家屋敷】
公家衆の住まい。代表的な形式は寝殿造(しんでんづくり)。