みしま‐で【三島手】
高麗茶碗(こうらいぢゃわん)の一。灰色の素地(きじ)に細かい文様を縄状に型押しし、その部分に白土を象眼したのち透明な釉(うわぐすり)をかけて焼いたもの。この文様を三島暦の仮名に見立てての名称で、...
みつ‐きっこう【三つ亀甲】
文様・紋所の名。亀甲を三つ組み合わせたもの。三盛(みつもり)亀甲。
みつ‐どもえ【三つ巴】
1 三つのものが互いに対立して入り乱れること。「—になって争う」 2 三人が向かい合って座ること。三つ鼎(がなえ)。 3 紋所・文様の名。巴を三つ組み合わせて円形にしたもの。
みつ‐ひきりょう【三つ引き両】
《「みつびきりょう」とも》文様・紋所の名。横に3本の線を引いたもの。家紋では輪の中に引く。
みの‐がめ【蓑亀】
甲羅(こうら)に緑藻などが生えて、蓑を着ているように見えるイシガメ。昔から長寿のしるしとされ、文様などに描かれる。
むせん‐しっぽう【無線七宝】
七宝焼きの技法の一。金属線による輪郭がなく、釉(うわぐすり)だけで文様を表すもの。→有線七宝
む‐もん【無文】
1 衣服などに文様がないこと。無地。⇔有文(うもん)。 2 和歌・連歌・俳諧で、表現が平淡なこと。また、そのような歌や句。⇔有文。「—なる歌のさはさはと詠みて」〈毎月抄〉 3 能楽で、平淡な中に...
もく‐が【木画】
色や木目の違う木材や象牙・竹などの細片を木地と同じ高さに象眼して図柄や文様を表したもので、主として中国の漢代から唐代、日本の奈良時代につくられたものをいう。もくえ。
もく‐ぞうがん【木象眼/木象嵌】
家具や箱などの表面装飾技法の一。台木に図柄や文様を描いて彫り、その部分に色や木目の違う木片、または金属・玉石・貝殻などをはめ込むもの。
も‐こう【帽額】
1 御簾(みす)や御帳(みちょう)の懸けぎわを飾るために、上長押(うわなげし)に沿って横に引き回す布帛(ふはく)。水引幕の類。額隠(ひたいかく)し。 2 《1の文様として使用されたところから》窠...