よこ‐にしき【緯錦】
横糸で色と文様を表した錦。中国の唐代に始まり、日本では奈良時代から作られはじめた。多くの色と大きな文様を織り出すことができる。ぬきにしき。→経錦(たてにしき)
よつ‐め【四つ目】
1 目が四つあること。また、そのもの。 2 中心に目のある方形を4個組み合わせた文様。また、紋所の名。 3 「四つ目垣(がき)」の略。 4 「四つ目錐(ぎり)」の略。 5 「四つ目結(ゆい)」の略。
よつめ‐ごうし【四つ目格子】
方形の目のある格子。また、それをかたどった文様。
よつ‐めゆい【四つ目結】
文様・紋所の名。目結(めゆい)を4個組み合わせて、図案化したもの。
らい‐もん【雷文】
方形の渦巻き状の文様。連続して用いるのが特色。中国で古代から愛好された。
らく‐しょ【洛書】
中国夏王朝の時代、禹(う)が洪水を治めたとき、洛水から出た神亀の背中にあったという文様。禹はこれにもとづいて洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)を作ったといわれる。→河図(かと)
ランゲル【Wrangell】
米国アラスカ州南東部、ランゲル島北端の町。本土を流れるスティキン川河口のデルタ地帯に面する。1954年、日米両政府の支援でアラスカ‐パルプ社が設立されたが、1994年に閉鎖。町の北にあるペトログ...
りゅうすい‐もん【流水文】
流水をかたどった文様。数条の平行線をS字状に連ねた幾何学的なものと、絵画的に水の流れを表したものとがある。
りゅうびん‐むしろ【竜鬢筵】
藺(い)に色染めの藺をまぜて、文様を織り出したむしろ。花ござの類。
りゅう‐もん【竜紋/竜文/竜門/流紋】
1 想像上の動物である竜をかたどった文様。 2 太い糸で平織りにした絹織物。織り目は斜めで地は厚い。江戸時代には袴(はかま)や帯地などに用いた。