にほん‐ぶんげいかきょうかい【日本文芸家協会】
文芸的著作家の職能団体。文芸家の親睦(しんぼく)・共済、著作権の擁護などを図るため、大正15年(1926)文芸家協会として設立。昭和21年(1946)現名に改称して再発足。
にほんろうまんは【日本浪曼派】
文芸雑誌。また、その雑誌によって活動した一派。昭和10年(1935)3月、保田与重郎・亀井勝一郎らを中心に創刊。自然主義文学を批判し、ロマン主義を標榜(ひょうぼう)。昭和13年(1938)8月廃刊。
ニュー‐クリティシズム【New Criticism】
1930年代、米国で確立した文芸批評の方法。作家の伝記や時代背景についての知識を重視せず、作品を自律的なものとして、その構造・意味・象徴性などを解明するもの。新批評。
にょうぼうごろし【女房殺し】
江見水蔭の短編小説。明治28年(1895)「文芸倶楽部」誌に発表。
にょにんげいじゅつ【女人芸術】
日本の女流文芸雑誌。昭和3年(1928)7月、劇作家の長谷川時雨の主宰により創刊。編者に生田花世、素川絹子など。林芙美子による「放浪記」の連載などで知られる。昭和7年(1932)6月廃刊。全48...
にんげん【人間】
文芸雑誌。昭和21年(1946)久米正雄、川端康成らにより創刊、昭和26年(1951)廃刊。短期ながら戦後の日本文学発展に大きな役割を果たした。
にんげんばんざい【人間万歳】
武者小路実篤による戯曲。「中央公論」誌の大正11年(1922)9月号に掲載。大正14年(1925)、帝国劇場で文芸座により初演。
ねむれないこ【眠れない子】
大石真による児童文学作品。平成2年(1990)刊行の著者の遺作。同年、野間児童文芸賞受賞。
のうちりょうかくめいのあした【脳治療革命の朝】
柳田邦男による医療ノンフィクション。日本大学医学部を中心に開発された脳低温療法を紹介する。「文芸春秋」誌に平成9年(1997)より連載、第59回文芸春秋読者賞を受賞。平成12年(2000)に単行...
のうみんぶんがく【農民文学】
日本の文芸雑誌。季刊。伊藤永之介、和田伝(つとう)らが結成した日本農民文学会の機関誌として、昭和30年(1955)に創刊。昭和31年(1956)には農民文学賞を創設、受賞者には宗谷真爾、草野比佐...