のま‐じどうぶんげいしょう【野間児童文芸賞】
文学賞の一。毎年1回、すぐれた児童向け作品に贈られる。昭和38年(1963)創設で、第1回受賞作は石森延男の「バンのみやげ話」。→野間文芸賞
のゆきやまゆき【野ゆき山ゆき】
与田凖一による少年少女向け詩集。昭和48年(1973)刊行。第11回野間児童文芸賞受賞。
ノヴァーリスのいんよう【ノヴァーリスの引用】
奥泉光のミステリー小説。平成5年(1993)刊。同年、野間文芸新人賞受賞。
はいかい‐の‐れんが【俳諧の連歌】
連歌の一体。もと、余興として作られた、卑近なこっけい味を主とする連歌。室町末期、山崎宗鑑・荒木田守武らによって独自の文芸となり、江戸時代、松永貞徳・西山宗因らを経て、松尾芭蕉に至り蕉風俳諧として...
はえ【蠅】
《原題、(フランス)Les Mouches》サルトルの戯曲。3幕。1943年、ドイツ占領下のパリ市立劇場サラベルナール座にて初演。ギリシャ神話のエレクトラとオレステスの物語を下敷きにした作品。...
はぎききょう【萩桔梗】
三宅花圃の小説。明治28年(1895)雑誌「文芸倶楽部」に発表。
はこひばちのおじいさん【箱火ばちのおじいさん】
宮口しづえによる児童文学作品。昭和49年(1974)刊行。第12回野間児童文芸推奨作品賞受賞。
はたもとたいくつおとこ【旗本退屈男】
佐々木味津三の作品。直参(じきさん)旗本、早乙女主水之介(さおとめもんどのすけ)を主人公とする一連の時代小説。昭和4年(1929)から「文芸倶楽部」誌に連載。全11話。昭和5年(1930)の古海...
はつこい【初恋】
1 嵯峨の屋お室の短編小説。明治22年(1889)、文芸誌「都の花」に発表。明治24年(1891)刊行の作品集「新編千草」に収録。ツルゲーネフによる同名の短編小説の影響がみられる。 2 島崎藤村...
ははとこのけいやく【母と子の契約】
青野聡の中編小説。昭和53年(1978)、雑誌「文芸」に発表。著者にとって初の芥川賞候補作。