ふみ‐まくら【文枕】
1 文殻(ふみがら)を丸めて芯とした枕。「方々の文殻ばかり、一つに集めてこれ—を二つこしらへておいた」〈洒・通人の寐言〉 2 枕の下に手紙を入れておくこと。また、その手紙。「ういこのういこの憂き...
ふみ‐や【文屋】
1 学問をする所。学問所。〈名義抄〉 2 書物を売る店。書店。本屋。「厚面皮(あつかましく)一部の本となしてもて、—の肩を重らすものから」〈滑・七偏人・五〉 3 「文屋司(ふみやのつかさ)」の略。
ふみや‐の‐つかさ【文屋司】
大学寮(だいがくりょう)の異称。
ふみやまだち【文山立/文山賊】
狂言。二人の山賊が果たし合いをすることになるが、書き置きを記すうちに妻子の嘆くさまを思い浮かべて泣きだし、結局仲直りする。
ふみ‐よみ【書読み/文読み】
広く学問に通じた人。学者。ふみよみびと。「則ち太子菟道稚郎子(うちのわかいらつこ)—として諸の典籍を王仁に習て」〈北野本応神紀〉
ふん‐づき【文月】
「ふみづき」の音変化。「—の四五日ばかり」〈後撰・秋上・詞書〉
ぶん【文】
1 文字で書かれたまとまった一連の言葉。文章。また、詩文。「巧みな—」「—をつづる」 2 文法上の言語単位の一。一語またはそれ以上の語からなり、ひと区切りのまとまりある考えを示すもの。文字で書く...
ぶん【文】
[音]ブン(漢) モン(呉) [訓]ふみ あや [学習漢字]1年 〈ブン〉 1 模様。あや。飾り。「文質・文飾・文身(ぶんしん)」 2 言葉を写す記号。文字。「籀文(ちゅうぶん)・篆文(てんぶ...
ぶんあん【文安】
室町中期、後花園天皇の時の年号。1444年2月5日〜1449年7月28日。
ぶん‐あん【文案】
1 文章の下書き。草案。また、文章の構想。「—を練る」 2 机。几案。「—に向ひ札を勘へて」〈今昔・一三・三五〉