いつ・く【斎く/傅く】
[動カ四] 1 (斎く)心身を清めて神に仕える。「因りて、其の女の家の内に、忌籬(いがき)を立てて—・く」〈霊異記・下〉 2 (傅く)敬って大切に世話をする。「后、そく山を出で給ひしより、この若...
いみ【忌(み)/斎】
《動詞「い(忌)む」の連用形から》 1 (斎)心身を清浄に保ち、けがれを避けて慎むこと。 2 (忌み)死・不浄など、はばかりのあること。 3 (忌み)人の死後、近親者が、しばらくの間家に慎みこも...
いみ‐くら【斎蔵】
上代、朝廷の祭祀用の神具を収納した蔵。三蔵の一。
いみ‐だけ【斎竹/忌(み)竹】
神事のとき、不浄を防ぐために斎み清める場所に立てる竹。葉のついた青竹にしめ縄を張り、四手(しで)を垂らす。
いみ‐づき【忌(み)月/斎月】
心身を忌み慎むべき月。正月・5月・9月の称。→三長斎月(さんちょうさいがつ)
いみ‐び【忌(み)日/斎日】
1 けがれを避けて慎むべき日。物忌みの日。いむび。 2 陰陽道(おんようどう)などで、災いがあるとして慎む日。縁起の悪い日。
いみ‐みや【斎宮】
⇒さいぐう(斎宮)
いみ‐もの【忌(み)物/斎物】
忌み慎んで用いないもの。また、避けて用いないもの。
い・む【忌む/斎む】
[動マ五(四)] 1 (忌む) ㋐呪術的な信仰などから、不吉なものとして避ける。禁忌とする。「葬式は友引の日を—・む」「宗教上、肉食を—・む」 ㋑嫌って、避ける。「革新を—・む」「退屈を—・む」...
いむ‐こ【斎子/忌子】
神に奉仕する童女。大嘗会(だいじょうえ)などの祭祀(さいし)や賀茂の斎院などに奉仕する。