はん‐てつ【斑鉄】
土壌中の還元鉄が空気に触れて酸化し、青灰色から赤褐色になることで生じる斑紋。水田や低湿地などでみられる。
はん‐てん【斑点】
表面にまばらに散らばった、点。
はん‐どうこう【斑銅鉱】
銅と鉄の硫化物からなる鉱物。赤褐色で金属光沢があり、不透明。正方晶系、まれに等軸晶系。粒状・塊状が多く、空気中で変色して黄・紫色を交え、まだらになる。銅の鉱石。ボーナイト。
はん‐ぱく【半白/頒白/斑白】
白髪が半分まじっていること。また、その毛髪。「—の口髭を撫でながら」〈荷風・つゆのあとさき〉
はん‐ぱん【斑斑】
[ト・タル][文][形動タリ]まだらであるさま。色・模様などが入りまじるさま。「身に—たる若葉の影を帯びつつ」〈蘆花・自然と人生〉
はん‐みょう【斑猫/斑蝥】
1 ハンミョウ科の昆虫。体長2センチくらい。体は光沢があり、緑・紫・赤・青などの斑紋をもつ。日当たりのよい砂地や山間の小道に多く、人が歩くと先へと飛んでは止まることで知られる。みちおしえ。みちし...
はん‐もん【斑紋/斑文】
まだらの模様。
はんれい‐がん【斑糲岩】
深成岩の一。完晶質で粗粒の黒っぽい岩石。斜長石・輝石・橄欖石(かんらんせき)からなり、角閃石(かくせんせき)を含むものもある。
ふ【斑】
まだら。ぶち。「—の入った鯉」
ふ‐いり【斑入り】
地の色と違った色がまだらにまじっていること。また、そのもの。植物では葉・花びらなどにみられる。