きり‐とり【切(り)取り/斬(り)取り】
《「きりどり」とも》 1 切り取ること。 2 土木工事で、地面の高い所を削り取ること。 3 人を切って、金品を奪うこと。また、その人。「—するも浪人の習ひと」〈風来六部集・放屁論後編〉 4 (俗...
きり‐はら・う【切(り)払う/斬(り)払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 草木などを切り除く。「下枝を—・う」 2 切りかかって追い払う。「群がる敵を—・う」
きり‐ふ・せる【切(り)伏せる/斬(り)伏せる】
[動サ下一][文]きりふ・す[サ下二]人を切って倒す。「一刀のもとに—・せる」
きり‐ほど・く【切り解く/斬り解く】
[動カ五(四)] 1 結んであるひも・縄などを切ってほどく。「小包のひもを—・く」 2 互いに切り合っている刀を離す。「切り結びては—・き」〈浄・用明天王〉
きり‐まく・る【切り捲る/斬り捲る】
[動ラ五(四)] 1 手当たりしだいに切る。「敵を切って—・る」 2 いろいろな側面から相手を論難する。また、いろいろな相手を論難する。「その著書で日本の政治家を—・る」
きり‐むす・ぶ【切(り)結ぶ/斬(り)結ぶ】
[動バ五(四)]互いに刀をまじえて切り合う。また、激しく争う。「丁々発止と—・ぶ」「論敵と激しく—・ぶ」
き・る【切る/斬る/伐る/截る/剪る】
[動ラ五(四)] 1 つながっているものを断ったり、付いているものを離したりする。特に、刃物などでものを分け離す。「枝を—・る」「爪(つめ)を—・る」「二センチ角に—・る」 2 ㋐刃物などで人...
ざん【斬】
罪人の首をきる刑。斬罪。「—に処せられる」 [補説]書名別項。→斬
ざん【斬】
綱淵謙錠の歴史小説。代々「首切り浅右衛門」と呼ばれた幕府試刀役、山田浅右衛門の幕末の苦悩を描く。昭和47年(1972)刊行。同年、第67回直木賞受賞。
ざん【斬】
[常用漢字] [音]ザン(慣) [訓]きる 1 切り殺す。「斬罪・斬殺」 2 切りはなす。「斬髪」 3 きわだつ。「斬新」