こ‐の‐もと【木の下】
きのした。樹下。「—、岩がくれ、山の木の葉に埋もれたるさへ」〈源・紅葉賀〉
こ‐はじ【木端】
《「こはし」とも》すだれの下端の縁に縫い込んである細長い薄板。巻き上げるときの芯(しん)にする。一説に、巻き上げたすだれを柱などにつる鉤(かぎ)という。
こはた【木幡】
京都府宇治市木幡(こはた)町を中心として山科あたりまでを含んだ地域の古称。[歌枕]「山科の—の山を馬はあれど徒歩(かち)より我が来し汝(な)を思ひかねて」〈万・二四二五〉
こ‐はだ【木皮/木肌/樸】
木の皮。
こはだ‐ぶき【木皮葺き】
木の皮を重ねて屋根を葺く方法。また、そうして葺いた屋根。
こ‐ば【木場】
1 切り出した木材を、一時集めておく山間の平地。木木場(きこば)。馬場(まば)。馬止(まど)め。 2 山間の農作地。また、焼き畑。
こ‐ば【木端/木羽】
1 材木の切れはし。こっぱ。 2 「杮板(こけらいた)」に同じ。
こば‐いた【木羽板/小羽板】
「杮板(こけらいた)」に同じ。
こ‐びき【木挽き】
木材をのこぎりでひいて用材に仕立てること。また、それを職業とする人。
こびき‐うた【木挽き歌/木挽き唄】
木挽き職人がのこぎりで木をひくときにうたう仕事歌。