ふろ【降ろ】
「ふ(降)る」の連体形にあたる上代東国方言。「上野(かみつけの)伊香保の嶺(ね)ろに—雪(よき)の行き過ぎかてぬ妹が家のあたり」〈万・三四二三〉
ぶち‐ころ・す【打ち殺す】
[動サ五(四)] 1 殴り殺す。また、「殺す」を強めていう語。「—・されそうな目にあう」 2 質に入れる。また、売り払う。ころす。「おのれが褞袍(わんばう)—・して買うてこい」〈浄・近江源氏〉 ...
ぶつるいしょうこ【物類称呼】
江戸中期の方言辞書。5巻。越谷吾山(こしがやござん)著。安永4年(1775)刊。諸国の方言を収集、天地・人倫・草木など7部門に分けて考証・解説を付したもの。
ぶん‐りん【文林】
1 文学者の仲間。文苑。文壇。「儒家—」 2 詩歌・文章などを集めたもの。詩文集。文苑。 3 《「洽聞記」にある、唐の高宋が見事なリンゴを献上した王方言を文林郎の官に任じたという故事から》リンゴ...
へだし【隔し】
《「へだ(隔)ち」の上代東国方言》隔て。仕切り。「水門(みなと)の葦が中なる玉小菅刈り来(こ)我が背子床の—に」〈万・三四四五〉
べい
[助動][○|○|べい|べい|○|○]《推量の助動詞「べし」の連体形「べき」の音変化》「べし」に同じ。「さあ、行くべい」「がいに手間を取るべい所で難義をしべい」〈雑兵物語・上〉 「おのらが口から...
ベルベル‐ご【ベルベル語】
《Berber》アルジェリアやモロッコなどエジプト以西の北アフリカ一帯で用いられている言語。多くの下位言語・方言に分かれる。
べん【弁〔辨〕〔辯〕〔瓣〕】
[音]ベン(呉) [訓]わきまえる [学習漢字]5年 1 是非・善悪を区別する。わきまえる。「弁別/思弁」 2 けじめをつけて処理する。「弁済・弁償/勘弁・支弁・自弁」 3 弁当。「駅弁・腰弁(...
ほう【方】
[音]ホウ(ハウ)(呉)(漢) [訓]かた まさに [学習漢字]2年 〈ホウ〉 1 起点から上下左右などに向かう直線の向き。「方位・方角・方向・方針・方方(ほうぼう)・方面/一方・下方・快方・...
ほう‐おん【方音】
その地方特有の発音。方言における発音。