クムザール【Kumzar】
オマーン北部、ムサンダム半島の北端の村。ホルムズ海峡に面している。ハッサブをはじめとする付近の町からの陸路はなく、航路のみで結ばれる。周囲から孤立しているため独自の方言が話される。切り立った断崖...
く・ゆ【越ゆ】
[動ヤ下二]《「こ(越)ゆ」の上代東国方言》越える。「不破の関—・えて我(わ)は行く」〈万・四三七二〉
け【来】
動詞「く(来)」の連用形「き」の上代東国方言。「水鳥の発(た)ちの急ぎに父母に物言(は)ずけにて今ぞ悔しき」〈万・四三三七〉
けけれ【心】
「こころ」の音変化。東国方言。「甲斐が嶺(ね)をさやにも見しが—なく横ほり伏せる小夜(さや)の中山」〈古今・東歌〉
けと‐ば【言葉】
「ことば」の上代東国方言。「父母が頭(かしら)かきなで幸(さ)くあれて言ひし—ぜ忘れかねつる」〈万・四三四六〉
げな
[助動][〇|げに・げで|げな|げな|(げなれ)|〇]《接尾語「げ」に断定の助動詞「なり」の付いた「げなり」の音変化》活用語の終止形・連体形、形容詞の語幹に付く。 1 様態を推量する意を表す。…...
げん【言】
[音]ゲン(漢) ゴン(呉) [訓]いう こと [学習漢字]2年 〈ゲン〉 1 いう。「言明・言論/極言・公言・助言・代言・断言・直言・不言・付言・放言・明言」 2 ことば。「言語・言行/格言...
げんご‐ちず【言語地図】
言語または方言の地理的分布を地図上に表したもの。→方言地図
げんご‐ちりがく【言語地理学】
言語の地理的分布を研究して比較検討し、その地域における言語の歴史を再構成する言語学の一部門。言語地図を作成し、地理的社会的諸条件の中でのその言語現象の歴史を調べる。言語史研究の上で文献資料による...
コイネー【(ギリシャ)koinē】
《共通の、の意》紀元前4世紀後半、アッティカ方言にイオニア方言の要素が加わって形成された古代ギリシャ語。アレクサンドロスの遠征を契機に東方世界に広がり、広大な地域で話された。1世紀後半に記された...