こなた‐かなた【此方彼方】
[代]指示代名詞。 1 こちらとあちら。「白雲の—に立ちわかれ心を幣(ぬさ)とくだく旅かな」〈古今・離別〉 2 あちらこちら。「み山路やゆふこえくれば里みえて—に煙たつなり」〈新続古今・羇旅〉
こなた‐ざま【此方方】
こちらのほう。「—に渡りするものども立ちこみたれば」〈更級〉
この‐かた【此の方】
[名]過去のある時から現在に向かっての期間。それ以来。また、現在までのある年月の間。「生まれて—見たことがない」「三年—忘れたことがない」 [代]三人称の人代名詞。「この人」のていねいな言い...
この‐ほう【此の方】
[代]一人称の人代名詞。わたくし。自分。男性が用いる。「—の屋敷は昼さへ出入り難く」〈浄・天の網島〉
こぶしん‐かた【小普請方】
江戸幕府の職名。小普請奉行の下役。
こ‐ほう【古方】
1 昔から伝えられた古い方法。 2 漢方医学の古医方(こいほう)。
こんた【此方】
[代]《「こなた」の音変化》二人称の人代名詞。おまえさん。「—の言ふ事があたり申さない」〈滑・膝栗毛・初〉
ごしょ‐がた【御所方】
1 御所の味方。天皇方。宮方(みやがた)。「楠兵衛正成(くすのきひゃうゑまさしげ)と云ふ者、—になって」〈太平記・三〉 2 御所に関係のある人々。宮仕えの人々。ごしょざま。「年久しく—に宮仕ひせ...
ごしょ‐ざま【御所方】
「ごしょがた(御所方)2」に同じ。「ある—のふるき女房」〈徒然・二三八〉
こうせい‐ほう【後世方】
⇒ごせいほう(後世方)