まんな‐ぶみ【真名書】
漢字で書かれた書物。「なでふ女が—は読む」〈紫式部日記〉
みかき‐が‐はら【御垣が原】
1 宮中や貴人の邸宅の築垣あたりの野原。また、宮中や貴人の邸宅の庭。「風いと涼しく吹きて、—おもしろく侍りしかば」〈弁内侍日記〉 2 吉野離宮に属する原。「霞(かすみ)たち雪も消えぬやみ吉野の—...
みず‐なみ【水波】
1 水面に立つ波。すいは。「池の—たちさわぎ」〈紫式部日記〉 2 ⇒海部(かいぶ)
みぞれ‐だ・つ【霙立つ】
[動タ四]みぞれもようになる。「—・ちたる雨ののどやかに降るほどなり」〈和泉式部日記〉
みち‐の‐き【道の記】
旅行の日記。旅の記録。道中記。紀行。「或る年の旅行、—少し書けるよし物語あり」〈三冊子・黒双紙〉
みちゆき‐ぶり【道行き触り/道行き振り】
1 「道行き7」に同じ。 2 旅の日記。紀行。旅行記。 3 途上で行き合うこと。道中ですれちがうこと。「春来れば雁(かり)帰るなり白雲の—にことやつてまし」〈古今・春上〉
みっか‐ぼうず【三日坊主】
物事に飽きやすく、長続きしないこと。また、その人。「日記付けも—に終わる」
みどうかんぱくき【御堂関白記】
藤原道長の日記。原巻36巻。14巻の自筆本が現存。長徳4年(998)から治安元年(1021)までの公私の出来事を具注暦(ぐちゅうれき)に記したもの。当時の基本史料。平成25年(2013)、世界の...
みなもとのいえながにっき【源家長日記】
源家長による日記。新古今和歌集選定作業の様子や当時の歌人たちの動静が仮名文で記されている。家長日記。
み‐ふゆ【み冬】
冬の美称。「—たつ初めの、定めなき空なれば」〈十六夜日記〉