あけまして‐おめでとう【明けましておめでとう】
[連語]正月のあいさつ語。年明けを無事に迎えられたことを祝う言葉。丁寧に言う場合には「ございます」を付けて「明けましておめでとうございます」と言う。 [補説]「おめでとう」は「御目出度う」「御芽...
あけ‐むつ【明け六つ】
昔の時刻名で、明け方の六つ時。今の午前6時ころ。また、その時刻に鳴らす鐘。⇔暮れ六つ。
あけ‐やら‐ぬ【明け遣らぬ】
[連語]《動詞「あ(明)く」(下二)の連用形+補助動詞「や(遣)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》まだ夜が明けきっていない。「まだ—東の空」
あ・ける【明ける/開ける/空ける】
[動カ下一][文]あ・く[カ下二] 1 (明ける)あるひと続きの時間・期間・状態が終わって、次の時間・期間・状態になる。 ㋐朝になる。「夜が—・ける」⇔暮れる。 ㋑年が改まる。「年が—・ける」⇔...
あけ‐わた・る【明け渡る】
[動ラ五(四)]夜がすっかり明ける。また、雲や霧などが晴れて明るくなる。「ようやく夜が—・る」「—・った空」
あさ【朝】
夜が明けて間もない時。また、夜明けから正午ごろまでの間。「—が来る」「—から夜まで」 [補説]気象庁の天気予報等では、午前6時頃から午前9時頃までをさす。→未明 →明け方作品名別項。→朝
あさけ【朝明】
《「あさあけ」の音変化》夜明け。「—の姿は、げに人のめで聞えむも」〈源・夕顔〉
あさ‐ごみ【朝込み】
早朝、遊郭の開門と同時に入り込んで遊ぶこと。「—の床の内には、明け渡る鳥の声をかこち」〈浮・万金丹・一〉
あさ‐だ・つ【朝立つ】
[動タ四]朝早く旅立つ。「旅衣—・つ人はたゆむなり霧に曇れる明け暮れの空」〈風雅・旅〉
あさ‐づくよ【朝月夜】
1 月が残っている明け方。「—明けまく惜しみ」〈万・一七六一〉 2 明け方まで残っている月。有明の月。あさづきよ。「—さやかに見れば」〈万・七九〉