かがく‐かせき【化学化石】
地層中に残された生物に由来する有機物の痕跡。有機物そのものが残るほか、炭素の同位体比の分析などで生物由来の有機物の痕跡であることが明らかになる場合がある。地球上における生命の起源を探る上で重要な...
かく【較】
[常用漢字] [音]カク(慣) コウ(カウ)(漢) [訓]くらべる あきらか 〈カク〉つき合わせて見比べる。「較差/比較」 〈コウ〉 1 に同じ。「較差/計較」 2 明らか。「較著(こうち...
隠(かく)れたるより見(あらわ)るるはなし
《「礼記」中庸から》 1 人に隠れて悪事をして、だれも知らないと思うのは誤りで、自分が知っているのだから、これ以上明らかなことはない。 2 秘密はかえって世間に知られやすい。隠すより現る。
かざんせい‐びどう【火山性微動】
火山に特有の振動現象。火山性地震に比べ、その始まりと終わりが不明瞭であり、数日以上継続するものもある。火山やその周辺に発生し、地震計によって検出される。その発生機構は明らかではないが、マグマの移...
かん‐しょう【観照】
[名](スル) 1 主観をまじえないで物事を冷静に観察して、意味を明らかに知ること。「僕は単に存在するものをそのままの状態で—して」〈島木健作・続生活の探求〉 2 美学で、対象の美を直接的に感じ...
がいこう‐せいしょ【外交青書】
日本外交の実態を明らかにし、国民の理解と関心を深めるために、外務省が毎年発行する文書。昭和32年(1957)の第1号刊行当時、英国議会の外交委員会報告書の表紙が青色であったことにならってこの名称...
がいむしょう‐ほうしょうひ【外務省報償費】
外務省が外交政策を円滑に遂行するために必要に応じて支出する経費。情報提供者への謝礼などに使われるとされる。使途は公表されない。外交機密費。 [補説]平成13年(2001)、外務省員が多額の報償費...
がしょく‐こちゅう【芽殖孤虫】
裂頭条虫の一種。成虫が同定されていないため、孤虫の名をもつ。人に寄生すると体内で出芽により分裂増殖し、きわめて高い致死率を示すが、感染例はまれ。感染経路や中間宿主は不明で、人以外の動物からも成虫...
がんゲノム‐いりょう【癌ゲノム医療】
がん細胞の遺伝子を解析し、患者に最適な治療法を提供する医療。日本のがんゲノム医療では、がん遺伝子パネル検査によって遺伝子の変異を明らかにし、適合する薬剤があるかどうかを調べる。主に標準治療がまだ...
がん‐ぜん【眼前】
[名]目の前。ごく身近な所。まのあたり。目前(もくぜん)。「—に広がる景色」 [名・形動ナリ]明らかなこと。確かなこと。また、そのさま。「兄弟なることは—なり」〈曽我・一〉