れん‐たん【練丹/煉丹】
1 昔、中国の道士の術で、辰砂(しんしゃ)を練って不老不死の薬を作ること。また、その薬。 2 心気を丹田に集中して心身を練る術。 3 練り薬。練薬(れんやく)。
ろう‐えん【狼煙/狼烟】
《昔、中国で狼(おおかみ)の糞(ふん)を入れて焼いたところから》のろし。狼火(ろうか)。
ろう‐が【弄瓦】
《「瓦」は土製の糸巻きで、昔、中国で、女子が生まれるとそれを与えて玩具にしたという「詩経」小雅・斯干の故事から》女子が生まれること。⇔弄璋(ろうしょう)。
ろう‐こく【漏刻/漏剋】
1 昔の水時計の一。いくつかの木箱を階段状に置き、管によって水を順に下の箱に送り込み、最下方の箱に矢を立ててその浮沈により時刻を計った。また、その矢に刻んである目盛り。 2 時間。時刻。
ろう‐しょう【弄璋】
《「璋」は玉器の一種で、昔、中国で男子が生まれるとそれを与えて玩具にしたという「詩経」小雅・斯干の故事から》男子が生まれること。⇔弄瓦(ろうが)。
ろう‐たいこく【老大国】
昔は繁栄していたが、現在は衰えている国。
ろくのみやのひめぎみ【六の宮の姫君】
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)8月、雑誌「表現」に発表。「今昔物語集」に取材した作品。
ろっ‐かく【鹿角】
1 鹿(しか)のつの。漢方で強壮薬に用いる。 2 昔の武具の一。鹿のつのに似た鉄製のくま手。引っかけて物を引き寄せるのに使った。
論(ろん)ずる物(もの)は中(なか)から取(と)れ
相争っているときは、第三者がそれを取ってしまえ。または、二人の間を調停せよ。「昔より—といふ。是は身共が取ってのくぞ」〈虎寛狂・茶壺〉
わ【我/吾/和】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたくし。「大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈万・七九九〉 [接頭]名詞・代名詞に付く。 1 親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」「保つべき様...