しゅんぷう‐たいとう【春風駘蕩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 春風がのどかに吹くさま。「—たる穏やかな日和」 2 物事に動じないで余裕のあるさま。ゆったりとのんびりしているさま。「—たる大人(たいじん)」
しゅんぷうてい‐りゅうきょう【春風亭柳橋】
[1899〜1979]落語家。初世。東京の生まれ。本名、渡辺金太郎。昭和5年(1930)柳家金語楼らと日本芸術協会を設立。古典落語をラジオで紹介した。
しゅんぷうばていのきょく【春風馬堤曲】
与謝蕪村の俳詩。安永6年(1777)刊行の「夜半楽」に収録。実験的な連作叙事詩。
しゅん‐ぷく【春服】
春または正月の衣服。春着(はるぎ)。《季 春》「人形の—人の前に立つ/青畝」
しゅん‐ぼう【春坊】
春宮坊(とうぐうぼう)の唐名。
しゅん‐ぼう【春望】
春の眺め。春の景色。
しゅん‐ぽん【春本】
男女の情交のさまを扇情的に描写した本。猥本(わいほん)。
しゅん‐みん【春眠】
春の夜の快い眠り。春の眠り。《季 春》「—をむさぼりて悔なかりけり/万太郎」
春眠(しゅんみん)暁(あかつき)を覚(おぼ)えず
《孟浩然「春暁」から》春の夜はまことに眠り心地がいいので、朝が来たことにも気付かず、つい寝過ごしてしまう。
しゅん‐む【春夢】
春の夜の夢。また、人生のはかなさのたとえ。「栄光も一場の—でしかない」