わか‐め【若布/和布/稚海藻】
チガイソ科の褐藻。外海の浅い所に生える。長さ約1メートルになり、暗褐色。外見は根・茎・葉に分かれ、葉は羽状に切れ込む。成熟すると茎の両側にひだ状の胞子葉ができ、めかぶ・みみとよばれる。古くから食...
わかれ‐じも【別れ霜】
晩春のころ、最後に降りる霜。八十八夜のころに多い。忘れ霜。《季 春》「花過ぎてよし野出る日や—/几董」
わがじんせいのときのひとびと【わが人生の時の人々】
石原慎太郎による随筆集。平成12年(2000)から平成13年(2001)に雑誌「文芸春秋」に連載。平成14年(2002)刊行。文学界、政財界、スポーツ界、芸能界など幅広い世界にまたがる自身の交遊...
わがそこく【わが祖国】
《原題、(チェコ)Má vlast》スメタナの連作交響詩。全6曲。1874年から1879年にかけて作曲。チェコの歴史・伝説・自然・英雄などを題材とする交響詩で構成される。第2曲「モルダウ」が有名...
わき‐かた【脇方】
能楽師のうち、ワキ・ワキヅレを専門に務める者。また、その家柄。進藤・春藤・福王・高安・宝生の五流があったが、進藤・春藤は廃絶した。→シテ方 [補説]ふつう「ワキ方」と書く。
わきま・える【弁える/辨える】
[動ア下一][文]わきま・ふ[ハ下二] 1 物事の違いを見分ける。弁別する。区別する。「事の善悪を—・える」「公私の別を—・えない」 2 物事の道理をよく知っている。心得ている。「礼儀を—・える...
わ‐く【和煦】
春の日ざしの暖かく穏やかなこと。「自分の活動は食うか食わぬかの活動である。—の作用ではない粛殺の運行である」〈漱石・野分〉
わけ【戯奴】
[代] 1 一人称の人代名詞。自分を謙遜していう語。わたくしめ。「我(あ)が君は—をば死ねと思へかも逢ふ夜逢はぬ夜二走るらむ」〈万・五五二〉 2 二人称の人代名詞。目下の相手を親しみを込めて、半...
わけ‐ぎ【分葱】
ネギの変種。小形で葉も細い。シベリアの原産。栽培され、鱗茎を株分けして植え付ける。ぬたなどにする。ふゆねぎ。《季 春》
わ‐げ【和解】
1 「わかい(和解)1」に同じ。「君の—を勧むるや誠に謝すべしと雖も」〈織田訳・花柳春話〉 2 外国文を日本語で解釈すること。また、その解釈。「阿蘭陀(オランダ)の書をも—なしたらば」〈蘭学事始〉