うら‐しゅん【裏旬】
(多く食用魚についていう)世間でいう旬には外れているが、その魚の味がまたよくなる時期。市場への出荷量が多くはないがおいしい時期。春夏の鮎に対する秋の落ち鮎、秋の鮭に対する初夏の時知らずなど。
うらまさり‐こうばい【裏優紅梅】
襲(かさね)の色目の名。表は紅梅、裏は紅。初春に使用。
うら・む【恨む/怨む/憾む】
[動マ五(四)] 1 ひどい仕打ちをした相手を憎く思う気持ちをもちつづける。「冷たい態度を—・む」 2 自分の思うようにならない状況に不満や悲しみを持ちつづける。「世の中を—・む」 3 (憾む...
うら‐やす【心安】
[形動ナリ]心が安らかなさま。「春へ咲く藤の末葉(うらば)の—にさ寝る夜そなき子ろをし思へば」〈万・三五〇四〉
うら‐やまぶき【裏山吹】
襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は紅。一説に、裏は萌葱(もえぎ)、青色などともする。冬から春にかけて使用。
うら‐ら【麗ら】
[形動][文][ナリ]「うららか1」に同じ。《季 春》「春の—の隅田川」〈武島羽衣・花〉 「弥生の半ばなれば、波も—に海の面」〈謡・竹生島〉
うら‐らか【麗らか】
[形動][文][ナリ] 1 空が晴れて、日が柔らかくのどかに照っているさま。「—な日和」《季 春》「—や松を離るる鳶の笛/茅舎」 2 声などが晴れ晴れとして楽しそうなさま。「—なひばりの声」 3...
うり【売り】
1 物品・権利などを売ること。「店を—に出す」⇔買い。 2 取引で、相場の下落を見越して売り手に回ること。⇔買い。 3 セールスポイント。「方言を—にする漫才」 4 俗に、売春のこと。
うりずん
沖縄で、春分から梅雨入りまでの時季。旧暦の2月から3月ごろ。 [補説]「潤い初め」の変化したものか。
うりずん‐まめ【うりずん豆】
《「うりずん」は沖縄で春分から梅雨入りまでの時季》四角豆の別名。熱帯地域の原産で、日本では沖縄を中心に栽培される。