あお‐むぎ【青麦】
穂が出る前の、青々とした麦。《季 春》
あお‐もじ【青文字】
クスノキ科の落葉小高木。葉は両端がとがった楕円形で、樹皮とともに香りがある。春、淡黄色の小さな花が咲く。実は球形で黒く熟す。
あお‐やぎ【青柳】
1 青々と葉をつけた柳。あおやなぎ。《季 春》 2 バカガイのむき身。《季 春》 3 襲(かさね)の色目の名。表裏とも濃い青、または表は青、裏は薄青。春に用いた。 [補説]曲名別項。→青柳
あお‐やまぶき【青山吹】
襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は黄色。春に用いた。
あかあし‐しぎ【赤足鷸】
シギ科の鳥。全長28センチくらい。全体に灰褐色に見え、くちばしの基部と脚が赤い。日本には春・秋に海岸などに飛来し、北海道では繁殖もする。あかがねしぎ。
あかいかげぼうし【赤い影法師】
柴田錬三郎の時代小説。「週刊文春」誌に連載、昭和35年(1960)刊。非情の忍者を主人公とする伝奇活劇。
あか‐がい【赤貝】
1 フネガイ科の二枚貝。内湾の泥底にすむ。貝殻は厚く膨らみ、殻長12センチくらい。殻表には42本ほどの放射肋(ほうしゃろく)があり、黒褐色の毛状の殻皮で覆われる。肉は赤く、すし種などにする。きさ...
あかげのアン【赤毛のアン】
《原題Anne of Green Gables》モンゴメリーの長編小説。1908年刊。カナダのプリンスエドワード島を舞台に、孤児院から引き取られた少女アンの成長を描く。「アンの青春」(1909年...
あかさか‐ぎょえん【赤坂御苑】
東京都港区にある回遊式庭園。赤坂御用地の中央に位置し、春と秋に園遊会が催される。
あか‐しお【赤潮】
海水中のプランクトンが異常増殖して、海水が変色する現象。魚介類に大きな害を与える。苦潮(にがしお)。厄水(やくみず)。《季 春》→青潮