やま‐てん【夜摩天】
仏語。六欲天の第三。忉利(とうり)天の上方にあり、天人は五欲の楽を受ける。寿命は2000年で、その一昼夜は人間界の200年にあたる。炎天。
よどまり‐ひどまり【夜泊まり日泊まり】
昼夜の区別無く、家を留守にして遊び回ること。「それだからお帰りも遅くならうし、又は—もございますのさ」〈滑・古今百馬鹿〉
夜(よる)となく昼(ひる)となく
夜と昼との区別なく。昼夜兼行で。「—働き続ける」
夜(よる)を昼(ひる)にな・す
昼夜の別なく行う。昼夜兼行で行う。「こと心なくて—・してなむ、急ぎまかで来(こ)し」〈宇津保・吹上上〉
夜(よ)を日(ひ)に継(つ)・ぐ
《「孟子」離婁下から》昼夜の別なく、続けてある物事をする。「—・いで働く」 [補説]「日を夜に継ぐ」とするのは誤り。
ろうさい‐かたぎ【労瘵気質】
労瘵の気味。無気力な症状。「この御坊に昼夜おびやかされて、—になりけるが」〈浮・一代女・六〉
ろうはち‐せっしん【臘八接心】
仏語。釈迦の成道(じょうどう)を記念して、陰暦12月1日から8日の朝まで昼夜寝ずに座禅すること。禅宗の主要行事。《季 冬》
ろく‐じ【六時】
1 午前または午後の零時から数えた6時間後の時刻。 2 仏教で、一昼夜を晨朝(じんじょう)・日中・日没(にちもつ)・初夜・中夜・後夜(ごや)の六つに分けたもの。この時刻ごとに念仏や読経などの勤行...
ろくじ‐らいさん【六時礼讃】
仏語。一昼夜の六時に仏を礼拝・賛嘆する勤行(ごんぎょう)。また、そのときに唱える文。善導の「往生礼讃」を用いる。
わかち【分(か)ち/別ち】
1 物事の区別。けじめ。「昼夜の—なく歩きつづける」 2 わきまえること。分別。「姫は—もなき中に」〈浄・用明天王〉 3 事情。顛末(てんまつ)。「天皇は始終の—を聞こし召し」〈浄・千本桜〉