かい【晦】
[人名用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]つごもり くらい くらます 1 月の末日。「晦朔(かいさく)」 2 月が出ず、暗い。「晦冥」 3 よくわからない。「晦渋」 4 人に知られない。...
かい‐さく【晦朔】
みそかと、ついたち。また、1か月間。「是より始めて、昼夜、—春秋、あり」〈神皇正統記・序〉
かい‐じつ【晦日】
毎月の最終日。みそか。
かい‐じゅう【晦渋】
[名・形動]言葉や文章がむずかしく意味がわかりにくいこと。また、そのさま。難解。「—な文章」
かい‐ぞう【晦蔵】
[名](スル) 1 自分の才能や学識を人に知られないように隠すこと。 2 資源などがうずもれていること。「潜伏—して未だ世の知る所とならざる富源に至りては」〈雪嶺・真善美日本人〉
かい‐めい【晦冥】
あたりが暗くなること。また、暗やみ。「天地—」
くらま・す【晦ます/暗ます】
[動サ五(四)] 1 居場所をわからないようにする。見つけられないように姿を隠す。「行方を—・す」「姿を—・す」 2 行為や事実をごまかす。たぶらかす。「人の目を—・す」
くら・む【暗む/眩む/晦む】
[動マ五(四)] 1 暗くなる。「刻一刻と—・んで行くなかに」〈里見弴・今年竹〉 2 (「目がくらむ」の形で) ㋐強い光を受けて、一時的に目が見えなくなる。「照明に目が—・む」 ㋑過度の刺激を...
つき‐こもり【月隠り/晦】
《月が隠れる意。「つきごもり」とも》月の末日。みそか。つごもり。「同じ年の十二月の—の夕に」〈霊異記・上〉
つ‐ごもり【晦/晦日】
《「つきごも(月隠)り」の音変化。月が隠れて見えない意から》 1 月の最後の日。みそか。 2 陰暦で、月の下旬のほぼ10日間。「富士の山を見れば、五月の—に、雪いと白う降れり」〈伊勢・九〉