ジベルニー【Giverny】
フランス北部、ノルマンディー地方、ウール県の村。印象派の画家クロード=モネが晩年を過ごした。有名な「睡蓮(すいれん)」の連作が描かれたモネの家と庭園や、モネに影響を受けたアメリカ人画家たちの作品...
ジルブラスものがたり【ジル・ブラス物語】
《原題、(フランス)Gil Blas de Santillane》ルサージュの小説。全4巻で、1715年から1735年にかけて刊行された。スペインを舞台に、一人の青年がさまざまな事件や仕事を経験...
じんるい‐きょう【人類教】
コントが晩年に提唱した倫理的新宗教。愛情を基本とし、人類の幸福のために奉仕することを人道と規定し、人類を社会的実在の最高表現であると主張した。人道教。
スイヤック【Souillac】
モーリシャス南岸の町。マエブールの南西約30キロメートルに位置する。同国を代表する詩人ロバート=エドワード=ハートが晩年を過ごした家があり、博物館として公開されている。同島最南端のグリグリ岬に近...
すえ【末】
1 (本(もと)に対して)続いているものの先端の方。末端。「毛の—」 2 川下(かわしも)。下流。「山中の渓流の—である河は」〈大岡・野火〉 3 中央から離れた端の所。場末・野ずえ・末席など。「...
すえ‐つ‐かた【末つ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》 1 月や季節などの終わりのころ。「秋の—、いともの心細くて」〈源・若紫〉 2 一続きの物事の終末の部分。終わりのほう。「ただ—をいささか弾き給ふ」〈源・横笛〉 3...
すえ‐の‐よ【末の世】
1 後の世。後の時代。「—までも語り継がれる」 2 道義や仏法がすたれ、人の心がすさんだ世の中。末世(まっせ)。 3 晩年。「—に内裏を見給ふにも」〈源・賢木〉
スデー‐ボケル【Sde Boker】
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にあるキブツ。初代イスラエル首相ベン=グリオンが政治家引退後に移り住んだことで知られる。晩年を過ごした住居のほか、彼と妻が埋葬されたベン‐グリオン記念国立公園がある。ス...
すなにうもれるいぬ【砂に埋もれる犬】
《原題、(スペイン)Perro semihundido》ゴヤの絵画。カンバスに油彩。縦131センチ、横79センチ。首まで砂に埋もれている犬を描いた作品。晩年に制作された「黒い絵」とよばれる連作の...
すみだわら【炭俵】
江戸中期の俳諧集。2冊。志太野坡(しだやば)・小泉孤屋・池田利牛共編。元禄7年(1694)刊。芭蕉晩年の「軽み」の境地がよく表れ、のちの俳壇に大きな影響を与えた。俳諧七部集の一。