けまん‐そう【華鬘草】
ケシ科の多年草。高さ約60センチ。葉は大きく、羽状複葉。晩春、淡紅色の心臓形の花を総状に垂らして咲く。中国の原産で、古くから観賞用に栽培される。ふじぼたん。たいつりそう。《季 春》「—咲きゐたら...
けんぎゅう‐せい【牽牛星】
鷲座(わしざ)のα(アルファ)星アルタイルの漢名。古来、天の川を隔てて対する織女星とともに七夕伝説で有名。晩夏に中天やや南寄りに輝く。彦星(ひこぼし)。犬飼い星。男星(おぼし)。《季 秋》
げい‐ご【囈語】
うわごと。ねごと。また、たわごと。「詩は閑人の—に非ず」〈晩翠・天地有情〉
ゲッセマネ【Gethsemane】
パレスチナ地方の古都エルサレム東部のオリーブ山西麓の園。新約聖書の福音書によると、イエスが処刑前夜の最後の晩餐の後に祈りをささげ、ユダの裏切りによって捕らえられた場所とされる。万国民の教会、マグ...
げんそうポロネーズ【幻想ポロネーズ】
《原題、(フランス)Polonaise-fantaisie》ショパンのピアノ曲、ポロネーズ第7番の名称。変イ長調。1845年から1846年にかけて作曲。ショパン自身による命名。晩年の傑作とされる。
こうが‐ぶんめい【黄河文明】
黄河の中・下流域を中心に発達した古代農耕文明。新石器時代晩期の彩陶をもつ仰韶(ぎょうしょう)(ヤンシャオ)文化、前2500年以降栄えた黒陶を特徴とする竜山(ロンシャン)文化を経て、夏(か)・殷(...
こう‐じょう【荒城】
荒れ果てた城。「嗚呼(ああ)—の夜半(よわ)の月」〈晩翠・荒城の月〉
こうじょうのつき【荒城の月】
土井晩翠(どいばんすい)作詞、滝廉太郎作曲の歌曲。明治34年(1901)に発表。歌詞は仙台の青葉城趾などから、曲は大分県竹田の岡城趾から想を得たといわれる。
こうはくばいずびょうぶ【紅白梅図屏風】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作。紙本金地著色による二曲一双の屏風で、画面中央に水流を描き、左右に紅白の梅を配した作品。光琳最晩年の作と見られている。国宝。MOA美術館蔵。紅白梅図。
こうぼう‐むぎ【弘法麦】
カヤツリグサ科の多年草。海岸の砂地に生え、高さ10〜20センチ。雌雄異株。晩春、大形の花穂をつける。ふでくさ。