せい‐はい【聖杯】
1 神聖な杯。 2 カトリック教会用語。ミサ聖祭のとき、聖別されたぶどう酒を入れる杯。 3 キリストが最後の晩餐(ばんさん)に用いた杯。→聖杯伝説
せいはい‐でんせつ【聖杯伝説】
キリストが最後の晩餐に用い、使徒たちが十字架上のキリストの血を受けたといわれる神聖な杯の探索をめぐる中世ヨーロッパの伝説。アーサー王伝説に取り入れられ、また、クレチアン=ド=トロワの「ペルスバル...
せいパウロにふんしたじがぞう【聖パウロに扮した自画像】
《原題、(オランダ)Zelfportret als de apostel Paulus》レンブラントの絵画。カンバスに油彩。縦91センチ、横77センチ。晩年に描かれた代表的な肖像画として知られる...
せいぼマリア‐の‐いえ【聖母マリアの家】
《Meryem Ana Evi》トルコ西部の町セルチュクにあるキリスト教徒の聖地。イエスの死後、聖母マリアはエフェソスで使徒ヨハネと晩年を過ごしたとされたが、最期を迎えた家は長らく見つからなかっ...
せいぼマリアのし【聖母マリアの死】
《原題、(オランダ)Dood van Maria》ファン=デル=グースの絵画。板に油彩。縦147センチ、横122センチ。使徒に囲まれ死を迎える聖母マリアを描いた、グース最晩年の作品。ブルッヘ、グ...
せいぼマリアのゆうべのいのり【聖母マリアの夕べの祈り】
《原題、(イタリア)Vespro della Beata Vergine》モンテベルディの教会音楽。1610年刊。ローマ教皇パウロ5世に献呈。カトリック教会の晩の典礼に基づく。作曲当時、前例のな...
せいマルコ‐きょうかい【聖マルコ教会】
《Crkva sv. Marka》クロアチアの首都ザグレブの中心部にある教会。13世紀以前の創建とされ、14世紀にゴシック様式に改築された。屋根にはクロアチア王国とザグレブの紋章が青と赤茶のタ...
せいヨハネ‐きょうかい【聖ヨハネ教会】
《Aziz Yuhanna Kilisesi》トルコ西部の町セルチュクにある教会。元はエフェソスで晩年を過ごしたという使徒ヨハネの墓の上に建てられた礼拝堂があり、6世紀に東ローマ皇帝ユスティニ...
せいヨハネびょういんにて【聖ヨハネ病院にて】
上林暁の中編小説。昭和21年(1946)「人間」誌に掲載。同年刊行の作品集「晩春日記」に収録。妻の入院生活を描いた私小説。
せた・ぐ【虐ぐ】
[動ガ下二]《「しへたぐ」の音変化という》 1 攻めたてる。攻撃する。「必ず大国から—・ぐるぞ」〈毛詩抄・七〉 2 きつく責める。ひどい目にあわせる。「年季の腰元—・げて様子を聞くに」〈浮・娘気...