ばん‐しゅん【晩春】
1 春の終わり。春の末。《季 春》「—の瀬瀬のしろきをあはれとす/誓子」 2 陰暦3月の異称。 [補説]作品名別項。→晩春
ばん・ず【晩ず】
[動サ変]晩になる。日が暮れる。「日も—・じてござるほどに」〈狂言記・宗論〉
ばんせい‐せい【晩成性】
動物が生まれたあと巣内にとどまり、親の保護・給餌を必要とする性質。ネズミ・イタチ・ツバメなどにみられる。留巣性。晩熟性。⇔早成性。
ばん‐せつ【晩節】
1 人生の終わりのころ。晩年。 2 晩年の節操。「—を全うする」 3 末の世。末年。
ばん‐そう【晩霜】
晩春、初夏のころに降りる霜。育ちはじめた草木の葉や芽を傷め、作物に被害を与える。おそじも。《季 春》
ばんぱつせい‐しょうがい【晩発性障害】
放射線障害のうち、放射線に被曝後、長い潜伏期間を経て症状が現れる障害。癌(がん)・白血病・白内障・悪性貧血・老化・寿命短縮などがある。晩発性放射線障害。→急性放射線障害
ばんぱつせい‐ほうしゃせんしょうがい【晩発性放射線障害】
⇒晩発性障害
ばんぺい‐ゆ【晩白柚】
《「晩」は晩生、「白」は果肉の色、「柚」は中国語でザボンの意》ミカン科の小高木。ザボンの一種。果実は大きく、最大直径25センチ、重さ4キロにもなる。果皮は薄い黄緑色、小袋に包まれた実は薄い酸味が...
ばん‐ぼ【晩暮】
1 夕方。夕暮れ。「—より満遮士打(マンチエスター)まで、往返十八里の路を行き」〈中村訳・西国立志編〉 2 老年。晩年。
ばん‐めし【晩飯】
晩の食事。夕食。夕めし。