はな‐ごろも【花衣】
1 桜襲(さくらがさね)の衣。表は白、裏は紫または二藍(ふたあい)のもの。 2 花見に着る晴れ着。花見の衣装。《季 春》 3 華やかな衣。「いろめく—、げにおもしろき有様なり」〈仮・恨の介・上〉
はな‐の‐すがた【花の姿】
1 花の咲くありさま。「秋霧の晴れて曇ればをみなへし—ぞ見え隠れする」〈古今・雑体〉 2 花のように美しい姿。「空しき野辺に送りすて、—も煙となる」〈伽・鉢かづき〉
腹(はら)が癒(い)・える
怒りや恨みなどが解け、気が晴れる。「腹の癒えるだけの復讐(しかえし)を」〈天外・魔風恋風〉
腹(はら)が膨(ふく)・れる
1 飽きるほど飲み食いして満腹する。「—・れて眠くなる」 2 言いたいことを言わないので気が晴れないでいる。「おぼしき事言はぬは腹ふくるるわざなれば」〈徒然・一九〉
はら・す【晴らす/霽らす】
[動サ五(四)] 1 心のわだかまりを取り除いてはればれとした気持ちにさせる。「疑念を—・す」「鬱憤(うっぷん)を—・す」 2 目的をとげる。「思いを—・す」 3 空が晴れるようにする。「是なる...
はる‐ぎ【春着】
1 正月用の晴れ着。《季 新年》「かりそめの襷(たすき)かけたる—かな/万太郎」 2 春に着る衣服。春服。
はる・く【晴るく/霽るく】
[動カ下二] 1 晴れるようにする。迷いなどを晴らす。気分をすっきりさせる。「いとせめて思ふ心を年の内に—・くる事も知らせてしがな」〈かげろふ・下〉 2 払いのける。「紅葉の朽ち葉、少し—・け」...
はるけ‐どころ【晴るけ所】
気持ちの晴れるところ。心を晴らすところ。「すこし、物思ひの—ある心地し給ふ」〈源・賢木〉
はれ【晴(れ)/霽れ】
1 空の晴れること。天気がよいこと。気象庁では、雲量が2〜8、視程が1キロ以上の状態の天気をいう。「雨のち—」 2 表立って晴れやかなこと。おおやけのこと。また、そのような場所。「—の席に臨む」...
はれ‐あがり【晴(れ)上(が)り】
⇒宇宙の晴れ上がり