あい‐たい【靉靆】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 雲や霞(かすみ)などがたなびいているさま。「真直(まっすぐ)に立ち上る香の煙、—と棚引き薫じて」〈木下尚江・良人の自白〉 2 気持ちや表情などの晴れ晴れしな...
あお【青】
[名] 1 色の名。三原色の一つで、晴れた空のような色。藍(あい)系統の色から、黄みを加えた緑系統の色までを総称する。また、公家の染織衣服や襲(かさね)の色目では、緑色を意味する。 2 馬の毛...
あお‐ぞら【青空】
1 晴れ上がって、青々と見える空。蒼天(そうてん)。碧空(へきくう)。「抜けるような—」 2 他の語に付いて、屋外、露天、の意を表す。「—市場」
垢(あか)が抜(ぬ)・ける
1 「あかぬける」に同じ。 2 汚名が晴れる。「祝言させねば、娘の—・けぬ」〈浄・万年草〉
明(あ)かりが立(た)・つ
《「明かり」は証(あかし)のこと》潔白が証明される。疑いが晴れる。
あき‐ばれ【秋晴(れ)】
秋の、よく澄んで晴れ渡っている空のようす。秋の快晴。《季 秋》「—や宇治の大橋横たはり/風生」
あき‐びより【秋日和】
秋の、よく晴れて、さわやかな天気。《季 秋》「刈株の後ろの水や—/一茶」
あき‐らか【明らか】
[形動][文][ナリ] 1 光が満ちて、明るく物を照らしているさま。曇りなく明るいさま。「水の中に—な光線がさし透って」〈花袋・田舎教師〉 「夜深き月の—にさし出でて」〈源・椎本〉 2 はっきり...
あきら・める【明らめる】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二] 1 事情や理由を明らかにする。はっきりさせる。「自ら真相を—・めるというには至らずして」〈二葉亭・浮雲〉 2 心を明るく楽しくする。気持ちを晴れやかにする...
あけし・い
[形]晴れ晴れとした気分である。ゆとりのある気持ちになる。「帰って来る、直ちに傍近の私塾へ通わせると言うのだから、—・い間がない」〈二葉亭・浮雲〉