さん‐ち【三智】
仏語。3種類の智慧(ちえ)。智度論では、声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)の智である一切智、菩薩(ぼさつ)の智である道種智、仏の智である一切種智。楞伽(りょうが)経では、凡夫外道の智である世間...
し‐ち【四智】
仏語。 1 諸仏が備えているという4種の智慧。大円鏡智・平等性智(びょうどうしょうち)・妙観察智(みょうかんざっち)・成所作智(じょうしょさち)。 2 羅漢の4種の智慧。我生已尽智・梵行(ぼんぎ...
し‐ち【至知/至智】
[名・形動]この上なくすぐれた知恵。また、それのあるさまや、それをもつ人。「至愚なる者も甚だ少なく—なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
し‐むげち【四無礙智】
仏語。仏・菩薩のもつ4種の自由自在な理解能力と表現能力を智慧の面から示した言葉。教えに精通している法無礙智、教えの表す意味内容に精通している義無礙智、いろいろの言語に精通している辞無礙智、以上の...
しゅう‐ち【衆知/衆智】
多くの人々の知恵。衆人の知恵。「—を集める」
しゅ‐ち【殊智】
きわだってすぐれた知恵。「固より—にして異心なり」〈東海散士・佳人之奇遇〉
しょう‐ち【小知/小智】
少しばかりの知恵。あさはかな知恵。
しん‐ち【真知/真智】
1 真の知識。 2 仏語。真如実相を悟って得られる智慧。
しん‐ち【神知/神智】
人間の知恵では計り知れない知恵。神が有するような知恵。
じっ‐ち【実智】
仏語。真実の智慧。絶対不変の真理を達観する根本智。⇔権智(ごんち)。