あつ・い【暑い】
[形][文]あつ・し[ク]《「熱い」と同語源》気温が著しく高い。「今年の夏は異常に—・い」「—・い盛り」「—・い部屋」⇔寒い。 [派生]あつがる[動ラ五]あつげ[形動]あつさ[名]
あつかわ・し【暑かはし/熱かはし】
[形シク]《動詞「あつ(熱)かう」の形容詞化》 1 暑苦しい。「この生絹(すずし)だにいと所せく—・しく、取り捨てまほしかりしに」〈枕・一九八〉 2 煩わしい。うっとうしい。「いとあまり—・しき...
あつ‐がり【暑がり】
[名・形動]暑さを感じる度合いが普通の人以上であること。また、その人。あつがりや。「—な人」⇔寒がり。
あつ‐くるし・い【暑苦しい】
[形][文]あつくる・し[シク] 1 気温や湿度が高く熱気がこもったようで息苦しい。「満員で—・い車内」 2 いかにも暑そうに見える。「—・い服装」
あつ‐け【暑気】
1 夏の暑さ。しょき。「涼しくも衣手かろしみそぎ川—はらひてかへるさの森」〈為忠集〉 2 暑さのために病気になること。あつさあたり。しょきあたり。「かたへは—などにやとて見給へ侍る」〈宇津保・国譲中〉
あつ‐さ【暑さ】
気温の高いこと。暑い度合い。また、暑い季節。《季 夏》「石も木も眼(まなこ)に光る—かな/去来」⇔寒さ。
あつさ‐あたり【暑さ中り】
「暑気(しょき)中り」に同じ。《季 夏》
暑(あつ)さ寒(さむ)さも彼岸(ひがん)まで
残暑も秋の彼岸になれば衰え、余寒も春の彼岸になれば薄らぐ。
あつさ‐しすう【暑さ指数】
⇒湿球黒球温度
あつさ‐しのぎ【暑さ凌ぎ】
夏の暑さを忘れようと気分を紛らすこと。また、その物や方法。