アブ‐ハッサン【Abu Hassan】
ウェーバーのオペラ。全1幕。1811年にミュンヘンで初演、台本はF=K=ヒーマー。「千夜一夜物語」を題材とする。現在は序曲のみ演奏されることも多い。
アベッグのなにもとづくへんそうきょく【アベッグの名に基づく変奏曲】
《原題、(ドイツ)Thema und Variationen über den Namen ABEGG》⇒アベッグ変奏曲
アベッグへんそうきょく【アベッグ変奏曲】
《原題、(ドイツ)Thema und Variationen über den Namen ABEGG》シューマンのピアノ曲。1829年から1830年にかけて作曲。シューマンが初めて世に発表した...
アベ‐ベルム‐コルプス【(ラテン)Ave verum corpus】
モーツァルトのモテット。ニ長調。1791年作曲。編成は混声四部合唱、弦楽器、オルガン。最晩年の傑作とされる。リストによるピアノ編曲版がある。
アベ‐マリア【(ラテン)Ave Maria】
1 聖母マリアをたたえ、神へのとりなしを願うカトリック教会の祈りの言葉。天使祝詞。 2 1の祈祷(きとう)文に基づく声楽曲。シューベルトやグノーらの作品が有名。
アベラシオン【(フランス)aberration】
収差。光学系によって結像するとき、像の理想像からの幾何光学的なずれ。球面収差・コマ収差・非点収差・像面湾曲・ディストーション・色収差がある。アベレーション。
アポニーしじゅうそうきょく【アポニー四重奏曲】
《原題、(ドイツ)Apponyiquartette》ハイドンの弦楽四重奏曲第69番から第74番の通称。全6曲。1793年作曲。前半の3曲を第1アポニー四重奏曲、後半の3曲を第2アポニー四重奏曲と...
あま【安摩/案摩】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調の曲。二人舞(時に一人舞)で、舞人は笏(しゃく)を持ち、巻纓(けんえい)冠に安摩の面(おもて)をつける。答舞(とうぶ)の「二の舞」を伴う。安摩の舞。→二の舞
あま【海人/海士/海女/蜑】
1 海に潜って貝類や海藻をとるのを仕事とする人。男を「海士」、女を「海女」と書く。《季 春》「流木を火となし母の—を待つ/三鬼」 2 海辺に住み、魚介や海藻をとるのを業とする者。漁師。「打麻(う...
あま【海人/海士】
謡曲。五番目物。藤原房前(ふじわらのふささき)は讃岐(さぬき)国志度の浦で、わが子のために命に代えて宝珠を奪い返した母の霊に会い、供養する。