いせ‐まんざい【伊勢万歳】
三重県鈴鹿地方に伝わる正月の祝福芸。太夫と才蔵の二人組を基本とし、家々を回る。鼓・三味線・胡弓(こきゅう)を用いる三曲万歳の形式で演じられる。→尾張万歳 →三河万歳 →伊予万歳
いそう‐きかがく【位相幾何学】
図形の性質の中で、寸法や曲直とは無関係に、位置関係などの位相的性質を対象とする幾何学。オイラーおよびポアンカレによって初めて組織的に研究された。狭義の位相数学。トポロジー。
いそ‐ちどり【磯千鳥】
磯辺にいる千鳥。浜千鳥。《季 冬》「—足をぬらして遊びけり/蕪村」 地歌・箏曲(そうきょく)の曲名。江戸後期、橘岐山の詞句に菊岡検校(けんぎょう)が地歌として作曲、これに八重崎検校が箏の替手...
いそ‐み【磯廻】
《「み」は動詞「み(廻)る」の名詞化で、曲がりめぐること、また、そのような地形をいう》 1 磯に沿ってめぐること。「大舟に真梶しじ貫(ぬ)き大君の命(みこと)かしこみ—するかも」〈万・三六八〉 ...
いたずら【悪戯】
[名・形動](スル)《「徒(いたずら)」から》 1 人の迷惑になることをすること。また、そのさま。悪ふざけ。「—が過ぎる」「—な子」 2 いたずら小僧。いたずらっこ。「弁当箱をポンと抛(ほう)り...
いたち【鼬】
真船豊の戯曲。昭和9年(1934)、雑誌「劇文学」に発表。同年9月、久保田万太郎の演出により、劇団築地座から分裂した劇団創作座が初演。
イタリア【(ドイツ)Italienische】
メンデルスゾーンの交響曲第4番の通称。イ長調。イタリア旅行に着想を得て、1831年から1833年にかけて作曲された。第4楽章はイタリアの舞曲サルタレロに基づく。
イタリアきょうそうきょく【イタリア協奏曲】
《原題、(ドイツ)Concerto nach Italienischem Gusto》バッハのクラビーア曲集。3楽章。1734年の作。1735年にクラビーア練習曲集第2巻として出版された。作者自...
イタリアのハロルド
《原題、(フランス)Harold en Italie》ベルリオーズのビオラ独奏と管弦楽のための交響曲。全4楽章。1834年作曲。バイロンの長編の物語詩「チャイルドハロルドの遍歴」に着想を得てつく...
イタリアン‐ライグラス【Italian ryegrass】
イネ科の一年草。高さ約1メートル。葉は線形。晩春、やや曲がった穂を出す。地中海沿岸の原産で、明治初期に渡来。牧草にする。ねずみむぎ。